人民網日本語版 2017年8月31日(木) 12時40分
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中国の旅行サイト・途牛旅游網が29日に発表した報告によると、中国では旅行が、就業者のストレスを解消し、調子を整える一番の方法になっている。調査の回答者の約6割が、微信(Wechat)のモーメンツに、職場の友人らがアップしている画像を参考にし、同じような旅行先、旅行スタイルを選ぶと答えた
中国の旅行サイト・途牛旅游網が29日に発表した報告によると、中国では旅行が、就業者のストレスを解消し、調子を整える一番の方法になっている。調査の回答者の約6割が、微信(Wechat)のモーメンツに、職場の友人らがアップしている画像を参考にし、同じような旅行先、旅行スタイルを選ぶと答えた。中国新聞社が報じた。
同サイトの調査結果統計によると、忙しく働く生活において、ストレス解消法で最も多かったのが「旅行」で約7割。「コンサートに行く」12%、「映画鑑賞」10%だった。
ストレス解消のために旅行に行く理由について、回答者の54%が「異なる伝統習慣に触れ、現地の人々と交流することで視野を広げることができ、それにより楽しい気分になり、ストレスが効果的に解消される」、24%が「旅行中に新しい友達ができるのはとても楽しいこと」と答えた。
報告は、「1年以内に旅行に行ったことがある就業者のうち、7割が1980-95年の間に生まれた人で、高学歴、中・高収入というのが主な特徴」と分析している。
旅行に出かける就業者が多いのは、上海、北京、南京、天津、武漢、広州、深セン、杭州、蘇州、瀋陽などの都市だ。
男女別に見ると、女性のほうが旅行好きで、1年以内に旅行に行った女性の就業者は63%だった。旅行の目的を見ると、女性の就業者は、見聞を広めたり、多様な文化、グルメを体験したりするのが好きなのに対して、男性の就業者は、刺激やフレッシュな体験を求め、車で旅行に行ったり、アウトドアスポーツをしたりするのが好きだ。一方、会社と自宅を行き来するだけの生活から離れたいというのは、男女共通の願いとなっている。
報告によると、中国政府が有給休暇に関する制度を整備しているのを背景に、有給休暇と土日をつなげて旅行に出かける人が増えている。そのようにすることで、混雑するだけでなく、費用も高くなる祝祭日を避けることができるほか、旅行のクオリティも上がり、平日価格でいろんなことができる。ここ1年、そのような方法で旅行に出かけたことがあるという就業者の割合が前年比で約10%上昇した。
国内旅行で人気の旅行先トップ10は、杭州、北京、寧波、重慶、嘉興、舟山、黄山、上海、蘇州、西安。一方、近場の海外旅行で人気の旅行先トップ10は、大阪、バリ島、京都、バンコク、南都留郡、プーケット、東京、パタヤ、クラビ、奈良。遠出の海外旅行で人気の旅行先トップ10は、パリ、ローマ、ルツェルン、フィレンツェ、ヴェネツィア、ラウターブルンネン、ピサ、モントルー、ミラノ、カイロ。
同報告によると、就業者の旅行先に影響を与える主な要素はSNS。就業者の約6割が、微信のモーメンツに職場の友人らがアップしている画像を参考にしており、同じような旅行先、旅行スタイルを選ぶと答えた。その理由は、職場で同僚に認めてもらいやすいからだという。(編集KN)
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