2018年5月19日、米ボイス・オブ・アメリカの中国語電子版によると、米国と中国は、2日間にわたる米中貿易協議を経て、貿易戦争を回避することで合意に達したとする声明を発表した。双方とも懲罰的関税を中止するという。

米国と中国の間で生じている貿易不均衡をめぐり、中国が米国の対中赤字を削減することや、エネルギーや農産物などの米国製品の輸入拡大、製造業・サービス分野における貿易促進、知的財産権保護を重視する法整備、公平なビジネス環境の創出、両国間のハイレベルな交渉の継続という6項目で合意に達した。

米華字メディアの多維新聞は19日、中国が米国に対して大幅な譲歩を示したと伝えている。中国政府は米国の要求の多くを受け入れ、対米輸入の拡大に同意したという。その一方で、赤字の過半数を解消させるという米国から出された要求には難色を示すなど、慎重な姿勢を示したと伝えられている。（翻訳・編集/岡田）