日本にできて中国にできないこと=中国が大量消費する電気部品、多くが日本製―中国メディア

Record China    2018年5月15日(火) 8時0分

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中国は電子部品の巨大な市場であり、1年の消費は膨大な数になる。そのうち、日本の蓄電池と抵抗器が多くを占めている。資料写真。

現代人にとってなくてはならないものとなっているスマートフォン。そのスマートフォンには蓄電池(キャパシタ、コンデンサ)や抵抗器(レジスタ)といった電子部品が多く使われている。中国は電子部品の巨大な市場であり、1年の消費は膨大な数になる。そのうち、日本の蓄電池と抵抗器が多くを占めている。以下は14日付で中国科技網が伝えた記事の概要。

蓄電池と抵抗器は電子部品の主要な存在で、日本は世界でも大きなシェアを獲得している。村田製作所やTDKといった企業が代表的で、ハイエンドな製品を得意としている。一方の中国はミドル・ローエンド製品が中心だ。

中国の専門家は「中国企業も、軍事用など特殊な蓄電池や抵抗器を作ることはできる。日本との差は大量生産における品質の維持だ。スマートフォンやパソコン、家電、自動車などの消耗品が最も蓄電池と抵抗器を使っており、この分野での利用において最も重要なのは品質の統一である。品質を保ちつつ不良品を出さないのが重要となり、この点で日本は非常に優れている」と語っている。

電子部品は非常に小さいため、部品の基となる材料への要求も高く、材料が優れていないと部品の性能も低下してしまう。日本はこの材料の生産でも高い技術力を持っており、ハイエンド製品に力を注いでいる。日本は小さく性能が良い電子部品の製造にたけている。現在のスマートフォンやパソコンはより薄く、軽くなる傾向があり、こうした小さい部品が重宝される。さらに、自動車、とりわけ電気自動車では多くの蓄電池や抵抗器が使われている。自動車の電子部品市場は巨大だが、部品に対する要求が高いため、高い技術を持つ日本が市場で優位な立場を維持することが予想される。(翻訳・編集/内山)

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