ボルトン米大統領補佐官、北朝鮮の核廃棄に言及「米国が直接解体する」=韓国ネット「まるで降伏した敵国としての扱い」「米国の方が頼りになる」

Record China    2018年5月15日(火) 14時20分

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米国のボルトン大統領補佐官が13日(現地時間)、北朝鮮の非核化の目標を明らかにした。その内容によると、核弾頭・核物質・核施設はもちろん、弾道ミサイルや生物化学兵器など、すべての大量破壊兵器の除去を含んでいる。

2018年5月15日、韓国紙・朝鮮日報によると、米国のボルトン大統領補佐官が13日(現地時間)、北朝鮮の非核化の目標を明らかにした。核弾頭・核物質・核施設はもちろん、弾道ミサイルや生物化学兵器など、すべての大量破壊兵器(WMD)の除去を含んでいる。

北朝鮮が保有している核兵器は、弾頭が20〜60発、プルトニウムが40〜50キログラム以上、高濃縮ウランが600〜700キログラム以上になると推定されており、これらをどこに搬出して廃棄するかが交渉の一つの争点と見られている。

これに関連しボルトン大統領補佐官は「永久核廃棄(PVID)は、すべての核兵器の除去・廃棄と、(それらを)米国テネシー州オークリッジに移すことを意味する」と述べた。さらに検証手順について、「国際原子力機関(IAEA)も一定の役割を担うだろう」としたが、「核兵器の実質的解体は、米国が他国の支援を受けて直接行うものと考えている」と説明した。

また、ボルトン大統領補佐官は来月12日に開かれる米朝首脳会談の意味について「私たちは、金正恩(キム・ジョンウン)と北朝鮮政権全体が、大量破壊兵器がない方が望ましいという戦略的決定を下したのか確認しなければならない」と述べた。これは、核兵器(核弾頭とミサイル)と核物質(高濃縮ウランとプルトニウム)、核施設(濃縮・再処理施設)の全てを廃棄しなければならないというものだ。さらにボルトン大統領補佐官は「大量破壊兵器(WMD)は核兵器だけを意味するわけではない」と述べ、生物兵器も除去対象であることを明確にした。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「トランプは確実に実行しそうだ。真の国際警察」「まるで降伏した敵国としての扱いだな」「韓国政府より、米国の方が頼りになる」など、米国政府の主張を肯定的に捉える意見とともに、「私たちも、米国のように確実に実行しなければならないことがいくつもあると思う」と、自国政策への懸念の声が寄せられた。

また、「朝鮮戦争当時の北朝鮮による南下の事実の公式認定と謝罪、北朝鮮抑留韓国人の釈放と北朝鮮住民への人権弾圧の停止。少なくともこの程度が実行されてこそ、朝鮮半島に平和が訪れるんじゃないか?」と、大量破壊兵器の廃棄とともに人権問題の解決も必要とする意見も見られた。(翻訳・編集/三田)

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