韓流グループ・BTSが日本の漫画を紹介、「女性嫌悪」と批判の声

Record China    2019年3月23日(土) 23時0分

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20日、韓国・ノーカットニュースは、韓国の人気アイドルグループBTSが、女性に対する嫌悪表現が含まれた漫画を薦めたとして、物議を醸していると報じた。写真はBTS。

2019年3月20日、韓国・ノーカットニュースは、韓国の人気アイドルグループ・防弾少年団BTS)が女性に対する嫌悪表現が含まれた漫画を薦めたとして、物議を醸していると報じた。

記事によると、事の発端は今月5日、K-POPアイドルらのオリジナル番組が見られるアプリ「V LIVE」の BTSチャンネル「Run BTS!(走れバンタン)」で起こった。製作陣は「漫画喫茶ゲーム」の開始前にメンバーらに漫画を1冊ずつ選んでくるよう指示すると、メンバーの1人が日本漫画「ONE PIECE」と「七つの大罪」の2冊を選んできたという。その後、最終的に1冊に決める過程で、別のメンバーが「『七つの大罪』は面白いか」と質問し、それに対し漫画を読んだのことのあるメンバーらが「面白い」と答えたという。

ところが放送後、ネットユーザーの間で「『七つの大罪』の中には女性嫌悪的な要素がある」と波紋を呼んだという。記事は一例として「男性主人公が倒れた女性キャラクターの胸を揉んで太ももの匂いを嗅いだり、その後意識を取り戻してからも何かと理由をつけてスカートをめくったりするなどセクハラを繰り返すが、一方の女性キャラクターは恥ずかしそうに顔を赤らめるだけで抵抗しない」と伝えている。また、「女性キャラクターは男性キャラクターと異なり、身体的特徴が過度に浮き彫りになっているため、性的対象化したという批判も避けられそうにない」とも伝えている。2014年に連載が開始した同漫画は、韓国のインターネット掲示板でもこれまで度々「女性嫌悪」の要素が指摘されてきたという。

さらに記事は「BTSがこれまで出した曲の中にも複数、女性嫌悪表現があった」とも伝えている。

これを受け、韓国のネット上では20~30代の女性ユーザーを中心に3000件以上ものコメントが寄せられている。「そんなこと言ったらドラゴンボールクレヨンしんちゃんは?」「人気のある韓国ドラマや映画にも殺人や臓器売買などが出てくるけど、これも謝罪しろって?」「これが女性嫌悪?韓国の現代文学を読んで面白いと言うのも女性嫌悪にあたるってこと?」など大ブーイングが巻き起こっており、「そんなこと言うなら、韓国の漫画喫茶で人気作としてレンタル・販売していないか確認して、韓国政府の関連部署に問合せして」「それなら出版社に異議を提起して、韓国で出版禁止にした方が根本的な処置になると思う」などの対策を提案する声も上がっている。

また、このところBIGBANGの元メンバーV.Iの売春あっせん疑惑関連の報道が物議を醸していることから「YGエンターテインメント(BIGBANGの所属事務所)に頼まれて記事にしたの?」「何とかしてBTSを蹴落とす糸口を見つけたかったのかな」「YGの職員は歌手の歌づくりをせずにBTSのモニタリングをしてるようだ」などと疑うコメントも寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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