中国各地で発見される「怪魚」、食べてもいいのか―中国メディア

Record China    2022年8月30日(火) 15時0分

拡大

29日、中国中央ラジオ局は、近ごろ中国各地で「怪魚」が数多く目撃されていると報じた。

2022年8月29日、中国中央ラジオ局は、近ごろ中国各地で「怪魚」が数多く目撃されていると報じた。

同局は、河南省汝州市の中央公園にある湖で1カ月あまり前に「怪魚」が出現し、当局が調査したところ外来種のアリゲーターガーであることが判明したと紹介。この1カ月で北京、湖南、広西、江蘇、青海、寧夏、雲南、山東などの省・市・自治区の住宅地や公園でも相次いでアリゲーターガーが目撃されており、他の魚や子どもにかみついたとの報道も出ていると伝えた。

その上で、アリゲーターガーについて北米原産の大型肉食淡水魚で、成魚の体長は1.5メートルに達すると説明。繁殖能力が高く、毎年数万個の卵を生むとしたほか、凶暴な性格で水中生物をほとんど捕食してしまう上、全身が硬いうろこで覆われているために目立った天敵がいないと紹介した。

そして、通常は熱帯に生息するアリゲーターガーが中国各地の住宅地などで見られることについて、中国水産科学研究院珠江水産研究所の顧党恩(グー・ダンエン)研究員が「観賞用として中国に連れてこられたもの。安価で手に入れやすく、正規のルートで販売していれば法律にも抵触しないので人気があるものの、成長ペースが速く、多くの人が飼育できなくなって捨ててしまう」と解説したことを伝えた。

また、「アリゲーターガーは食べられるのか」とし、ネット上では「アリゲーターガーを捕獲して、油で揚げて食べた」という冗談交じりの書き込みが見られると説明。これに対し専門家が「アリゲーターガーの卵には猛毒があり、冗談でも食べたなどと言ってはいけない」と指摘するとともに、飼えなくなった場合には大学や研究機関、関係当局に処分を依頼し、住宅地や公園で見つけた場合は速やかに当局に連絡するよう呼び掛けたとした。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携