人民網日本語版 2024年4月24日(水) 11時30分
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ドローンが中国の南極内陸観測で大活躍している。
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このほどオンラインで開かれた「南極科学観測ドローンテーマシンポジウム」で明らかになったところによると、中国のドローン技術のすさまじい発展に伴い、ドローンが中国の南極内陸観測で大活躍している。新華社が伝えた。
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このほど終了したばかりの中国第40次南極観測では、武漢大学、同済大学の複数の観測隊員がドローンと複数種類のセンサーを利用し、中山基地、グローブ山脈エリア、泰山基地、崑崙基地などでドローン観測飛行を行った。高分解能のオルソモデルは南極の地形と土地被覆を真に反映し、観測隊の現場での意思決定・作業の実施に重要な情報サポートを提供した。
東南極のプリンセス・エリザベス・ランドに位置するグローブ山脈は、中国が発見した「隕石の宝庫」だ。中国第40次南極観測のグローブ山観測では、ドローンにより隕石の分布状況を識別する航空調査が大きな注目点となった。観測隊員は異なる種類のドローンを使いメイソン峰やハーディング山などのグローブ山脈主要エリアで航空観測を行った。むき出しの岩、積雪、氷のクレバスなどのデータを収集し、グローブ山脈の隕石分布と地形的特徴の研究を深めるための貴重な資料を提供している。
観測隊員は内陸観測で危険な氷のクレバスを防ぐため、ドローンを使い、氷の経路探索、氷のクレバスを観測した。観測結果に基づき速やかにリスクエリアを判断し、通行の効率と安全性を高めた。
武漢大学中国南極測量研究センターの副センター長を務める艾松濤(アイ・ソンタオ)教授は、「ドローンは現在すでに中国の南極観測の標準スペックになっている。南極内陸観測の保証、航空測量、環境リモートセンシング、氷河・海氷モニタリングなどの多くのプロジェクトの中でますます重要な役割を果たすようになっている」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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