Record China 2015年1月5日(月) 10時35分
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2日、中国中央テレビの番組「経済30分」は特集「解明:ごみに包囲された都市」を放送した。世界中のごみを“輸入”している中国。汚染や健康被害などさまざまな問題を引き起こしている。
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2015年1月2日、中国中央電視台(CCTV)の番組「経済30分」は特集「解明:ごみに包囲された都市」を放送した。
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中国のドキュメンタリー作家・王久良(ワン・ジウリアン)氏は12月に新作「プラスチック・チャイナ」を発表した。世界中のごみ、とりわけプラスチックごみが中国に輸出されている現状を描いている。11年、中国は米国から115億4000万ドル(約1390億円)ものごみを輸入した。対米輸入総額の11%に相当する。
沿海部の省には必ず大型のプラスチックゴミ回収地域が存在する。輸入したごみを分別し売却する産業だ。20年以上にわたりごみ産業は続いているが、その弊害は大きい。第一に環境汚染。さまざまな化学物質が大気や水を汚染している。河川が汚染され魚が全滅した事例すらある。第二に労働者の健康被害だ。農村の女性が働いているケースが多い。ある女性は20年以上もごみ産業で働いているが、給料はわずかに月700元(約1万3600円)程度。関節は変形しねじ曲がり、大きな腫瘤もできている。子どもを現場に連れているケースもあるが、廃棄された注射ごみを玩具にしている光景もあった。病気に感染するリスクも少なくない。
世界のごみが流入する現状を伝えた番組は、このままでは美しい中国は世界のごみ捨て場になってしまうと警告している。(翻訳・編集/KT)
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