水害で家を失い、「三重苦」!なすすべがない被災地の動物たち―安徽省

Record China    2007年7月27日(金) 11時33分

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安徽省を流れる淮河の洪水により、流域に住む3万人が家を失い、人間とともに暮らす家畜たちもまた被災した。26日、各地の避難所で暮らす動物たちの姿が紹介された。

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2007年7月26日、安徽省を流れる淮河の洪水により、流域に住む3万人が被災した。避難民にはテントが用意され、米や油など生活必需品も配られた。しかし、家を追われたのは人間だけではない。人間とともに暮らす家畜たちもまた家を失った被害者である。農民にとっても家畜は財産そのもの、放置して逃げるわけにはいかない。各地の避難所で暮らす動物たちの姿が紹介された。

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豚、ニワトリ、ガチョウ、牛、羊などが飼い主のそばに連れてこられた。ところが救援の手は人間にしか届かない。家畜たちの置かれた生活環境は悲惨で、地面は水浸し、空は炎天、エサがないという三重苦を強いられている。避難所の近くでは食べる草を求め、さまよう姿があちこちで見られる。ペットの犬や猫も所在なげにただそこにいるしかないのだ。

中には農地をあきらめ、転居を決意した家族も多い。家財道具を詰め込んだトラックを追うように、家畜も住み慣れた土地を離れる。人間には災害に直面しても戦い、工夫し、立ち直る能力があるが、動物たちにはなすすべがない。大自然のうねりの中ではちっぽけな弱者であることを改めて感じさせられる。(翻訳・編集/WF)

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