「もう二度と日本では働かない」円安直撃、日本から逃げ出す外国人労働者―日本

Record China    2015年1月14日(水) 22時10分

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2015年1月、日本華字紙・中文導報は記事「中国人技能実習生、もはや日本行きを歓迎せず」を掲載した。日本経済を支える貴重な働き手、中国人技能実習生の間に今、「日本回避」の動きが広がっているという。写真は江蘇省海安県の縫製工場。

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2015年1月、日本華字紙・中文導報は記事「中国人技能実習生、もはや日本行きを歓迎せず」を掲載した。日本では約15万5000人の技能実習生が働き、そのうちの7割が中国人だ。日本経済を支える貴重な働き手だが、今「日本回避」の動きが広がっているという。

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2012年7月から技能実習生として日本で働く張さん。最初の1年で150万円を貯めて父親に送金した。人民元で10万元だ。そして2年目の今、同じ150万円が人民元に換算するとわずかに7万元になってしまった。猛烈な円安の影響だ。

張さんは今年の7月に契約満了で帰国する。「もう日本には二度と来ない」と失望を語った。帰国する張さんの代わりを見つけられるかが難題だ。今や中国人労働者にとって日本は人気の目的地ではない。円安の影響でシンガポールなど他の外国のほうが稼げるというのが理由の一つ。それに加えて人手不足で中国国内の給与水準が上昇していることも背景にある。

また「パスポートを取り上げる」「奴隷のような扱いをする」「最低賃金を下回る給与」などの違法行為が次々と報じられるなど技能実習生制度の問題点も伝えられ、日本行きを嫌う要因となっている。(翻訳・編集/KT)

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