北朝鮮の高麗航空、サービス評価で4年連続世界ワースト1=安全ベルトが故障、乗務員は雑談―韓国紙

Record China    2015年1月16日(金) 19時44分

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13日、世界約600の航空会社を対象とした満足度調査で、北朝鮮の高麗航空が4年連続最下位となった。写真は高麗航空。

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2015年1月13日、中央日報は世界約600の航空会社を対象とした満足度調査で、北朝鮮の高麗航空が4年連続最下位となったことを伝えた。

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空港および航空会社の施設、サービス評価機関の権威である英スカイトラックスはこのほど、高麗航空の乗客に対する56項目にわたるサービス評価の結果を公表した。機体の老朽化の程度、機内食、乗務員の英語レベルなど、大部分の項目で星1つ(満点は星5つ)だった。

記者は、「北朝鮮への取材で高麗航空を利用して平壌と地方都市を複数回行き来した者として、北朝鮮唯一の民用航空のサービスに対する低い評価は完全に納得できる」と伝えている。1960年代にソ連から導入した旧式の航空機が国際線に投入されていることに、安全面での不安を覚えるという。

また、最も驚いたこととして、座席下の救命胴衣がすべてなくなっているという点が挙げられている。赤い文字で「ベルトを締めてください」と書かれているが、壊れているものもあり、乗務員と男性たちが離陸時にも雑談をしていてとても危険だったという。

もちろん、機内食サービスも満足できるレベルではなく、パン、コーヒー、肉の質は低く、単一的だ。輸入食品や飲料を提供すればよさそうなものだが、その意思はないようである。高麗航空を利用した中国や西側の訪朝客が、ネットやSNSにアップロードした北朝鮮式ハンバーガーが話題になったこともある。機内の免税品は北朝鮮の酒、たばこと手工芸品ばかりで、新聞、雑誌も宣伝用画報「朝鮮」や「労働新聞」、英字誌の「平壌タイムズ」だけだったという。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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