4歳のときに養父母に売られた男性、24年ぶりに実の父親と涙の再会、母親は2年前に病死、最後まで息子の名前を呼び続けていた―中国

Record China    2015年1月17日(土) 0時44分

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13日、中国四川省でわずか4歳のときに人買いにさらわれ、江蘇省の養父母に売られた男性が、24年ぶりに実の父親と涙の再会を果たした。

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2015年1月13日、中国四川省成都市で、わずか4歳のときに人買いにさらわれて江蘇省の養父母に売られた男性(28歳)が、24年ぶりに実の父親と涙の再会を果たした。四川新聞網が伝えた。

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1991年9月26日、4歳になったばかりの孫斌(スン・ビン)さんは成都市内の自由市場で、父親が目を離したすきに人買いの男2人にさらわれた。そのまま江蘇省徐州市の養父母の元へ売られたという。その日以来、孫さんの両親は必死になって息子を探し回ったが、その行方はまったくわからなかった。あきらめきれない両親はその後も息子を探し続け、2010年には公安局の求めでDNAの採取に応じている。

子供のころから「自分の親は本当の親ではない」と感じていた孫さん自身も、養父母に内緒で肉親捜しを開始。2010年には江蘇省南通市の公安局を訪れ、両親の捜査を依頼した。2014年10月、孫さんは再び訪ねた南通市公安局の勧めで専門機関によるDNA鑑定を受けた。それがこの日の再会につながったという。

「養父母にはよくしてもらったので、老後の面倒は見るつもりだ」と話していた孫さんだが、24年ぶりに父親の顔を見た途端、ひざまずいて号泣。父親はそんな孫さんをしっかり抱きしめ、「もう泣くな。いい子だから」とささやいていた。残念なことに孫さんの母親は2012年に病気で他界。母親は意識がなくなる直前まで、病床で孫さんの名前を呼び続けていたという。現在、成都市公安局は人身売買の容疑で孫さんを誘拐した容疑者(2人のうち1人はすでに死亡)と孫さんの養父母の双方から詳しい事情を聴いている。(翻訳・編集/本郷)

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