「下劣な野次も文化」にNo!?五輪に向け、“中華フーリガン”団体を摘発!―中国

Record China    2007年7月30日(月) 12時14分

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2007年7月、北京市公安局は、スポーツ会場で野次を飛ばすことを目的に活動していたグループ「北京京罵(JM)連盟」を摘発した。写真は女子サッカー応援にかけつけた中国サポーター。

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2007年7月25日、北京市公安局は、スポーツ会場で野次を飛ばすことを目的に活動していたグループ「北京京罵(JM)連盟」を摘発、リーダーのハオさん(20歳)に7日間の拘束処分と12か月の観戦禁止処分を下した。

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「京罵」とは北京特有の野次を指す。JM連盟はスポーツ観戦時の京罵は北京の文化だとして、インターネットを中心に普及活動を行っていた。中国では、欧州型の本格的なサッカーフーリガンはまだみられないため、JM連盟は中華風の“フーリガン”的な組織とみることもできるかもしれない。当局は現在北京五輪の成功を目指して、市民のマナーアップに努めており、今回の摘発となった。

野次といえば、日本では2004年の中国アジアカップを記憶している人も多いだろう。中国語で最も劣悪とされる罵り言葉がスタジアム全体に響き渡り、まるで地鳴りのようだった。野次が文化という「京罵連盟」の主張はある意味正しく、北京市だけではなく中国全体で、野次はスポーツ観戦のスタイルになっている。それだけに同グループの摘発以後も、市民への啓蒙活動など継続的な取り組みが要求されそうだ。(翻訳・編集/KT)

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