2015年1月21日、湖南省長沙市でこのほど、バスに1歳5カ月の男の子が1人で乗り込むという騒動があった。華声在線が伝えた。

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20日午後7時過ぎ、母親が目を離したわずかな隙に、1歳5カ月の男の子が近くのバス停に止まっていたバスに、後部ドアから自力で乗り込み、バスはそのまま発車してしまった。しばらくして、男の子が1人でバスに乗っているのに気付いた運転手の劉（リウ）さんは、慌ててバスを止めて警察に通報。乗客に「お急ぎの方は後続のバスに乗り換えてください。子どもの両親が見つかるまで一緒に待ってくれる方も歓迎です」と言った。

バスに残った十数人の乗客たちは、代わる代わる話しかけたり、昔話を聞かせたりしてあやした。その後、警察に連れられた子どもの両親が現場に到着し、無事に再会を果たすことができた。母親は子どもを見るなり駆け寄ってキスをし、面倒を見てくれた乗客に繰り返しお礼を言ったという。

この騒動は中国のインターネット上で話題となり、多数のコメントが寄せられている。

「悪い人に見つからなくて良かったね」

「世の中にはやっぱりいい人がたくさんいるんだ」

「冒険心の強いわんぱくな子どもだ」

「感動した！この子は運が良かったね」

「いい運転手さんだ。親はもっと気を付けるべき」

「母親は何をやってるんだ？もしバスのドアに挟まれてたらどうなってたことか！」

「こういう親切な人がもっと増えると、子どもが誘拐される事件が減るんだが」

「大人になったら、ふと旅行に行きたくなるものだが、それを1歳の子が実現させてしまうとは」（翻訳・編集/北田）