Record China 2015年1月27日(火) 14時13分
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25日、中国ではいまだ日本製と同等の電気炊飯ジャーを開発できていないが、日本企業は中国に対してその開発技術を漏らさないよう対策し始めている。
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2015年1月25日、中国メディア・一財網は経済評論家の呉暁波(ウー・シャオボー)氏のコラムを掲載した。中国ではいまだ日本製と同等の電気炊飯ジャーを開発できていないが、日本企業は中国に対してその開発技術を漏らさないよう対策し始めている。
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呉氏は自身の興した藍獅子出版センターの年度総会のため日本を訪れた際、出席者の何人もが「日本で炊飯ジャーを買う」と口にしているのを聞いた。なんと6個も買う強者もいた。数年前に訪れた秋葉原でも購入した炊飯ジャーを手にする中国人観光客を何人も見たことを思い出しながら、「日本の炊飯ジャーは本当にそれほど素晴らしいのか」といぶかしく思ったという。
その後、広東省に本部を置く家電メーカー「美的(メイディー)」で講習を行った際、付き添ってくれたエンジニアにそうした疑問をぶつけてみたところ、日本製炊飯ジャーの技術力の高さを教えられ、「自分たちも日本に行く機会はあるが、上層部の者から日本の炊飯ジャーを買ってくるように頼まれることがある」と打ち明けられた。
「美的」は1981年創業のメーカーで、日本企業から炊飯ジャーのファジィ技術を導入し、1983年から生産し、国内シェアをリードする存在となっている。ところが、ここ数年は日系メーカーとの関係に変化が生じているという。
日本企業は新たな技術を応用した製品を開発すると同時に、中国企業に技術を輸出しなくなりつつある。また、そうした製品を中国向けに販売しなくなっており、メード・イン・チャイナの「市場を技術に換える」というこれまでの戦略が使えなくなっている。(翻訳・編集/岡田)
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