Record China 2015年1月27日(火) 16時3分
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26日、新華社は、「村山談話の表現変更は限りない災いをもたらす」と題した論説を掲載した。写真は安倍首相のポスター。
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2015年1月26日、新華社は、「村山談話の表現変更は限りない災いをもたらす」と題した論説を掲載した。以下はその概要。
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安倍首相は25日、今年8月の終戦記念日に合わせて出す予定の戦後70年談話で、村山富市首相談話の表現を変更する可能性を示唆した。
安倍首相は「村山談話を全体として受け継いでいく」と口では説明しているが、実際には村山談話が示す反省と謝罪の精神を放棄しようとしている。村山談話の核心は、「かつての植民地支配と侵略でアジア諸国に多大の損害と苦痛」を与えたことに対し、「痛切な反省」と「心からのおわび」を表明した点にある。戦後60年の2005年、当時の小泉純一郎首相もこの表現をそのまま引用している。
25日の安倍首相の発言は、日本が戦後築いてきた歴史認識を覆すものだ。さらには戦後の日本が被害国との基本的和解をとりつけ、国際社会に復帰した土台そのものを揺るがすものだ。村山談話の変更は日本と日本政府の信用を損なうことになる。安倍政権がこれまでの日本政府の公式な立場や認識を故意に変更、歪曲、否定すれば、国際社会は日本政府を信じることができなくなるだろう。
村山談話のキーワードを放棄した「安倍談話」が将来の日本の歴史認識の基礎になるならば、それは日本に限りない災いをもたらす。安倍首相は実際の行動で日本が平和の道を進んでいることを内外に示すべきであり、われわれはそれを強く願っている。(翻訳・編集/本郷)
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