ジャッキー主演の「ラッシュアワー3」は“反中国的”！？中国での上映困難か―米国

2007年7月31日、米国の情報誌「Variety Asia」は映画関係者の話として、中国当局がジャッキー・チェン主演の映画「ラッシュアワー3」に不快感を示していると伝えた。

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最新作の「ラッシュアワー3」では、主演のジャッキー・チェン扮する香港警察の刑事とクリス・タッカー演じるロサンゼルス市警刑事の2人が、花の都パリで中国マフィアと対決するというストーリー。

中国で映画の輸出入を手がける国営企業の中国電影集団は、この「ラッシュアワー3」を中国国内で上映する予定はないとし、その理由については「中国では観客動員が望めないから」としている。

最近では、現在日本でも公開中の「パイレーツ・オブ・カリビアン3/ワールド・エンド」で中国出身の俳優チョウ・ユンファ（周潤発）が中国人海賊を演じたが、彼の登場シーンを10分間に渡りカットし上映した。このときも中国人を悪役にしているという理由によるものだった。（翻訳・編集/本郷智子）