2015年1月30日、「日本人は中東などでテロ対策のため中国人を装う」。中国メデイアで専門家のこんな見方が伝えられた。中国のネットユーザーは早速、これに飛びつき「恥知らず」「中国人誘拐してもうまみがない」などの声が集まった。

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中国・深セン衛視によると、過激派組織「イスラム国」に日本人が人質に取られた事件に関連して、道紀忠華シンクタンクの庚欣（ゴン・シン）主席研究員は「日本人は今回のような状況を想定して、イラクやアフガニスタンなどでは中国のパスポートを携帯していた」と指摘。

さらに「これは日本のテレビ局の対策だ。テロリストは日本人と中国人を見分けることが難しい。中国のパスポートを持っていれば良い待遇を受けられ、日本のパスポートを出すと彼らの態度が悪くなるからだ」と述べた、という。

これに対して中国のネットユーザーは強い関心を示し、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）には

「恥知らずな日本人め！」

「また中国をダシに使って。日本人は本当に陰険だな」

「ずるがしこい小日本」

「日本には道徳心ってものがないのか？」

「中国人のふりをするとは、中東の人も日本人を敵視してるんだな！」

「これは明らかに、中国の国際的な地位が上がっていることの証明じゃないか」

「中国のパスポートは日本でよく売れるんだろうな」

「お返しとして、海外で恥をかいたら日本人だと言おう」

などのコメントが寄せられた。

半面

「私たちは、海外にいるときに屋外で用を足すのをとがめられたときは『バカヤロウ』と言い、国内では『スムニダ』と言うように教育されている」

「日中韓の人は海外で悪さをするときは必ず自分の国籍を偽る」

「これはつまり、中国人を誘拐してもうまみがないってことだろ」

などの指摘も。

専門家の見方を

「日本では公然と偽パスポートが作られているのか？」

「これがもしうそなら、日本人はまた『中国人がいい気になっている』と笑うんだろうな」

「日本人がどうやって中国のパスポートを手に入れるんだよ」

「うそだ！日本のパスポートはビザ免除になる国が多い。中国のパスポートよりも評価は高い」

などと、疑問視する声もあった。（編集/KU）