中国が戦略的資源レアアースの分布調査、初めてハイパースペクトルデータを利用―中国紙

Record China    2015年2月2日(月) 21時26分

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30日、中国が初めてハイパースペクトル技術を使って、衛星によるレアアースの分布状況に関する調査を行ったことが分かった。写真は内モンゴル自治区のバヤンオボー鉱床。

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2015年1月30日、中国共産党中央軍事委員会の機関紙・解放軍報によると、中国が初めてハイパースペクトル技術を使って、衛星によるレアアース(希土類)の分布状況に関する調査を行った。調査研究の成果は目下世界最大級のレアアース鉱床とされる内モンゴル自治区のバヤンオボー鉱床に応用されている。

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武装警察黄金部隊リモートセンシング地質研究室の陳勇敢(チェン・ヨンガン)博士は、「ハイパースペクトルセンサーは極めて高い波長分解能を持ち、レアアースは一定波長内で異なるスペクトルデータを示すことから、そのデータを利用することでレアアースの分布状況を調べることができる」と説明。鉱物探査におけるリモートセンシングを使った調査は中国初となる。

レアアースは中国にとって重要な戦略的資源であり、工業製品から兵器開発まで広く利用されている。武装警察黄金部隊は鉱物資源の探査や発掘を専門的に行っており、これまでの調査方法は効率的ではなかったが、最新の技術を利用することによって、少ない人数、ごく短い時間でも数万平方キロメートルもの探査が可能になったという。(翻訳・編集/岡田)

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