<ボイス>理想追求には代価が必要、「両親の理解と台湾の存在に感謝」―中国民主活動家

Record China    2015年2月5日(木) 20時41分

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3日、中国に入国を拒否されている民主活動家の王丹氏が、両親との再会や自身の活動について語った。写真は王氏のFBより。

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2015年2月3日、中国に入国を拒否されている民主活動家の王丹(ワン・ダン)氏が、両親との再会や自身の活動について語った。

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王氏は、天安門事件で中心的な役割を担ったことで、中国当局から「最重要指名手配」と目された人物。4年間の服役後、米ハーバード大学に入学し歴史学で博士号を取得。現在は、台湾の国立清華大学で教壇に立つかたわら、中国の自由を主張し続けている。

王氏は、「先ほど、空港に両親を迎えに行った。両親は台湾に2カ月間滞在し、旧正月も一緒に過ごすことができる。両親のそばにいられることは私にとって最大の願いの一つ。わずか2カ月間だが、中国入国を拒否されている身としては貴重な時間だ。同時に、台湾という存在に感謝したい。10数時間の飛行機に乗れば米国でも両親と団らんの時間を過ごせるが、両親は80歳近い高齢のため近くの台湾で会うことができることは非常にありがたい」と台湾で両親と再会できたことに対し喜びの声を伝えた。

さらに王氏は、「理想を追い求めるには、それ相応の代価を支払う必要がある。中には私より厳しい境遇に見舞われている人もいる。たとえばウーアルカイシ氏(天安門事件の学生運動リーダー)は、本人に対する制限のみならず、両親も中国から出国ができず、彼は両親に会うこともできない。何かを手に入れたいのなら、必ず何かを失うことになる。このことは私も私の両親も理解している。両親は一貫して私を支持しており、これは私にとって人生最大の幸運だ」と自身の活動における覚悟と、理解を示す両親への感謝の気持ちをつづった。(翻訳・編集/内山

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