2015年2月4日、中国当局が昨年9月に公布した違法薬物使用や買春行為をしたタレント・製作者・監督の「締め出し」は現在も続いており、先が読めない状況となっている。華商報が伝えた。

【その他の写真】

中国メディアを統括する国家広播電影電視総局（広電総局）は昨年9月29日、「過去に問題のある監督・製作者・タレントが、映画・ドラマ・テレビ番組に関わることを暫定的に差し止める」との文書を公式発表した。違法薬物や買春、スキャンダルが明るみになったタレントがこれに含まれ、該当する作品がネット上から消えたり、映画が公開延期になるなど、実質的な措置が続いた。

もともと終了期限については文書に明記されていなかったが、公布から4カ月を過ぎた現在でも指導の効力は続き、先が読めない状況となっている。

昨年、買春騒動を起こした演技派俳優ホアン・ハイボー（黄海波）だが、主演映画は俳優チアン・ウー（姜武）に差し替え。昨年8月に大麻使用で身柄を拘束された台湾の俳優コー・チェントン（柯震東）は、主演映画「捉妖記」の公開が無期限延期に。今月に入ってから、俳優ジン・ボーラン（井柏然）を代役に撮り直しが発表されている。（翻訳・編集/Mathilda）