2015年2月5日、韓国紙・朝鮮日報によると、サッカー韓国代表のウリ・シュティーリケ監督が、韓国サッカー界に苦言を呈した。

【その他の写真】

記事によると、昨年9月に韓国代表の監督に就いたシュティーリケ監督は、就任当時より韓国の少年サッカーやKリーグの活性化の必要性を指摘。アジアカップの決勝でオーストラリア代表に敗れた後は、「韓国の学校では、勝つ方法よりもサッカーのやり方を先に教えるべき」と述べた。

4日の記者会見では、「韓国FAカップ準決勝の観客数が800人だったり、試合のテレビ中継が途中で終わったりするなど、そういったひどいことがないようにしなければいけない」と、A代表だけにファンの興味が集中している現状に苦言を呈した。

また、ドイツが2000年の欧州選手権でグループリーグ敗退を喫した後に、少年サッカーの育成に注力し、ワールドカップ（W杯）ブラジル大会優勝につなげたことを挙げ、「韓国サッカーも長期的な発展のために、少年サッカーの競争力を育てなければならない。韓国の指導者たちもヨーロッパの進んだサッカーを見ようとする努力をすべきだ」と語った。

これを受け、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「適切な時期に適切な指摘だ」

「ぜひ韓国サッカーの発展に努めてほしい」

「ドイツ人らしい冷静さと韓国サッカーの発展に真摯に向き合ってくれている心が見える。感動した」

「韓国にとっては次元が違う指導者」

「プロセスと目標が明確。こんな監督は過去にいなかった」

「監督が望むように支援したい」

「人生の苦労を知っているだけでなく、能力もあるので人望が厚い」

「資金は李明博（イ・ミョンバク）がかっさらったのでない」

「監督が発する言葉のひとつひとつが、まさに国民が望んでいること」（翻訳・編集/久保）