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8月2日、6月に中国広東省仏山市の九江大橋が崩落し、8人が死亡、1人が行方不明となった事故は、橋脚に衝突した船の不注意が原因と断定され、船長が逮捕された。
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2007年8月2日、今年6月15日早朝に広東省仏山市の九江大橋が崩落し、8人が死亡、1人が行方不明となった事故は、同省海事局は事故調査の結果、土砂運搬船“南桂機035”号が濃霧の中、無理な航行を続けた末、橋脚にぶつかり橋の崩落を招いたと断定した。
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この判断を受けて、広州市海珠区検察院は2日、同船の石桂徳(シー・グイドー)船長を交通法違反の疑いで逮捕した。同院は、「石船長は濃霧の際に取るべき判断を誤り、安全な航行を怠ったばかりか、すでに航路を著しく外れているとの自覚がありながら、停泊あるいは引き返すこともせず、勘に頼り、橋脚の間を通り抜けようとした。安全意識があまりに希薄でその罪は重い」とコメントした。
船長は霧の向こうに航路を示すランプが見えたのでそのまま航行を続けたと主張していたが、実際に点灯していたのは航路を示す緑ランプではなく、橋の工事を示す白ランプだったことも明らかになっている。(翻訳・編集/WF)
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