「イスラム国」の元兵士「彼らがやっているのは革命でも聖戦でもない、ただの虐殺」=恐ろしい体験を語る―米メディア

Record China    2015年2月7日(土) 23時14分

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6日、環球時報によると、米AP通信は4日、過激派組織「イスラム国」が組織からの離脱を企てるメンバーを処刑していると報じた。資料写真。

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2015年2月6日、環球時報によると、米AP通信は4日、過激派組織「イスラム国」が組織からの離脱を企てるメンバーを処刑していると報じた。

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報道によると、クルド人治安部隊当局者が、3人の中国人兵士がイスラム国に処刑されたと明かした。いずれも脱走を企てたことが理由だという。イスラム国に共鳴して志願兵として参加したものの、組織を抜け出したいと考える兵士は少なくない。「組織離脱を企てた場合の末路は、監禁か処刑」という報道は、実例に基づいたものだという。

こうしたイスラム国に参加する志願兵は、イラクやシリアに入って初めて、イスラム国での生活が想像した以上に過酷で暴力的であると知る。そして、抜け出したくなったときに、離脱は参加よりもずっと難しいことに気付く。国際的な人権組織も、過去6カ月に120人のイスラム国メンバーが処刑されたとし、その多くが離脱を企てた者だったとしている。

およそ1年前にイスラム国からの逃走に成功した1人の男性は、常におびえているという。彼はイスラム国が無辜の人々を虐殺し、女性を虐待した様子や、彼自身がのど元にナイフを当てられ、忠誠を表すためにイスラム教の聖典「コーラン」を暗唱させられた体験を語った。「彼らと私が思い描く聖戦はまったく違っている」と言い、「イスラム国がやっているのは革命でも聖戦でもない。ただの虐殺だ」と語っている。

さらに、イスラム国は彼らが逃げないように、まず彼らのパスポートや身分を証明する書類を取り上げる。昨年夏にシリアでイスラム国に拘束された18歳のサウジアラビア人の青年は、「彼らは私のすべての証明書を奪い、『自爆テロ要員になりたいか、普通の戦士になりたいか』と聞いてきた」と話している。

こうした元イスラム国メンバーは北アフリカや欧州に数千人いるとみられ、フランスでは154人、英国では165人が逮捕され、そのほかにも多くが監視対象になっている。(翻訳・編集/北田

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