「赤いキャップのしょうゆ卓上瓶で有名」工業デザイナーの栄久庵憲司さん逝去=「一流のデザインだ」「昔、このボトルを見ながら…」―米国ネット

Record China    2015年2月11日(水) 20時41分

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10日、米公共ラジオ局NPRは日本メディアの報道を引用する形で、世界的に有名な工業デザイナーの栄久庵憲司さんが8日に逝去したことを報じた。写真は広島の原爆ドーム。

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2015年2月10日、米公共ラジオ局NPRは日本メディアの報道を引用する形で、世界的に有名な工業デザイナーの栄久庵憲司(えくあん・けんじ)さんが8日に逝去したことを報じた。

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NPRは9日、キッコーマンしょうゆの卓上瓶などで有名な工業デザイナーの栄久庵憲司さんが8日に逝去したと報じた。85歳だった。日本メディアの報道を引用する形で伝えた。栄久庵さんは17歳の時、第二次世界大戦下の広島で被爆し、住職だった父をを亡くした。この時の打ちのめされた経験が、ものづくりへの動機になったと、栄久庵さんは後に語っている。1961年に発売された赤いキャップのキッコーマンしょうゆの卓上瓶は、優れたデザイン性と液だれしない機能性で世界的に有名となったほか、秋田新幹線「こまち」の車体や、JALのシェルフラットシートなど、数々のデザインを手がけたと伝えている。

この報道に、米国のネットユーザーがコメントを寄せている。

「このしょうゆの卓上瓶は一流のデザインだ。とにかく完璧だ」

「しょうゆのボトルはこんなにも長い間、私たちの食卓を美しく飾ってきてくれた。そのデザイナーのご冥福をお祈りします」

「昔、このしょうゆのボトルを見ながら、こんな素晴らしいデザインをしたのは一体誰だろうと考えていたことがある」

「ヤマハの製品もたくさん手がけた。オートバイやスノーモービル、ピアノなどもね」

「戦争の悲惨な経験を生き延びて、素晴らしい功績を残した。驚くべき人物だ」

「大勢の人間が殺されるという体験の向こう側を見ていた人なのだろう。素晴らしい」

「最近は破壊に関するニュースが多い中、創造に関するニュースが報道されたのはうれしい」(翻訳・編集/蘆田)

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