7億人が見る中国年越し番組、タブーだった漫才ネタ解禁か、政府高官の汚職が風刺対象に―米メディア

Record China    2015年2月15日(日) 9時26分

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9日、中国で7億人が視聴するといわれている年越し番組で、これまで触れることのできなかった禁断の漫才ネタが披露される可能性が高いという。資料写真。

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2015年2月9日、米誌フォーリン・ポリシー(電子版)によると、中国で7億人が視聴するといわれている旧暦大みそかの年越し番組「春節聯歓晩会(春晩)」で、これまで触れることのできなかった禁断の漫才ネタが披露される可能性が高いという。11日付で中国・参考消息網が伝えた。

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今年は2月18日の夜に放送される。政府高官や公務員の汚職撲滅を目指す習近平(シー・ジンピン)国家主席は、この驚異的な視聴率を誇る番組を政治的に利用しようと考えているようだ。「春晩」で人気の高い漫才(中国語で相声)に、長年タブー視されていた政府高官の汚職ネタが使われる可能性が出てきた。「春晩」の漫才で汚職を扱ったのは1988年が最後だった。

中国メディアによると、若手漫才師の苗阜(ミャオ・フー)・王声(ワン・ション)の2人が「春晩」で汚職を風刺したネタを披露する。中国当局は2人を党規律委員会のメンバーに引き合わせ、漫才のネタに使用する政府高官の汚職事実について検討を重ねているという。汚職撲滅に対する中国当局の意気込みが見てとれる。(翻訳・編集/本郷)

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