「一人っ子政策」の弊害か、妹が生まれた8歳男児、母親にかまってほしくて自分の目に接着剤さす―中国紙

Record China    2015年2月16日(月) 0時22分

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13日、中国・福建省福州市の小児病院に、自分の目に接着剤をさした8歳男児が母親に連れられて来た。生まれたばかりの妹に母親を奪われたと思ったのが原因だという。資料写真。

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2015年2月13日、中国・福建省福州市の小児病院に、自分の目に接着剤をさした8歳男児が母親に連れられて来た。生まれたばかりの妹に母親を奪われたと思ったのが原因だという。14日付で中国紙・海峡都市報が伝えた。

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男児の母親・張さんによると、息子はとても聞き分けの良い、優しい子だったが、昨年に妹が生まれてから性格が激変。ケンカやいじめを繰り返し、学校に親が呼び出されることも多くなった。この日、張さんは生後4カ月の娘を抱いて、息子とジグソーパズルをしていた。だが、眠り込んだ娘をベッドに寝かせようとその場を離れた隙に、息子がパズル用の接着剤を目にさしてしまった。張さんの目が届かないときに、妹をいじめている気配もあったことから問いただすと「妹が生まれたから、ママはもう僕を愛してないんだ」と答えたという。

幸いにも、張さんが家で息子の目を真水でよく洗い流していたため、失明の危険はなかった。中国政府が昨年「一人っ子政策」の緩和を打ち出して以来、こうした事件は各地で発生している。専門家は第2子を産もうとする際には、長男長女に対して妹や弟が生まれても両親の愛は変わらないということをよく理解させ、家族全員で第2子の誕生を迎える精神的準備をすることが必要だと指導している。(翻訳・編集/本郷)

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