Record China 2015年2月16日(月) 23時5分
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15日、重慶動物園で飼育されているメスの華南トラ「フーフー」がこのほど子どもを2頭出産し、自然哺育されている。同園では30年ぶりの自然哺育となる。写真は華南トラ。
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2015年2月15日、重慶動物園は同園で飼育されているメスの華南トラ(アモイトラ)の「フーフー(復復)」が子どもを2頭出産し、現在は自然哺育されていると発表した。同園では30年ぶりの自然哺育となる。中国新聞社が伝えた。
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現在、華南トラはすでに自然界から姿を消したとされ、全世界で確認されている数はパンダよりも少なく、わずか109頭。しかも、この109頭はたった6頭の子孫にあたり、近親での交配が深刻となっている。重慶動物園の殷(イン)副園長によると、華南トラの種を保存するため、中国では華南トラの血統図を作成しており、交配のための資料にしている。
今回産まれた2頭は自然哺育が行われているが、「フーフー」がこれ以前に6頭出産した個体はいずれも人工哺育あるいは半人工哺育だった。同園の技術責任者は、自然哺育された幼獣は人工哺育の個体と比べて免疫力や栄養面などで優れており、成長後の動物本能も強くなると話し、現在24時間態勢で哺育状況を観察していると明かした。
華南トラは中国の10大絶滅危惧動物の1つで、国の指定する第1級保護動物でもある。人工飼育される華南トラは繁殖率が低く、近親交配もあって、絶滅が危惧されている。(翻訳・編集/岡田)
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