米国にはなぜ高速鉄道がないのか?反対派を説得できないオバマ大統領の弱さ―米紙

Record China    2015年2月21日(土) 8時24分

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17日、台湾・中央通訊社は記事「米国にはなぜ高速鉄道がないのか?大統領が反対派を押さえ込めないため」を掲載した。今、世界中に高速鉄道ブームが到来している。先進国で唯一取り残されているのが米国だ。写真は米国の鉄道。

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2015年2月17日、台湾・中央通訊社は「米国にはなぜ高速鉄道がないのか?大統領が反対派を押さえ込めないため」と題する記事を掲載した。参考消息網が伝えた。

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今、世界中に高速鉄道ブームが到来している。先進国で唯一取り残されているのが米国だ。鉄道の平均速度はわずか135キロ。ニューヨークからワシントンまで3時間以上もかかってしまう。

なぜ米国は高速鉄道を作れないのか。表面上の問題はさまざまな反対意見だ。資金はどこから調達するのか?一部の人しか利益を得られないのに税金を使うべきか?人口が分散している米国では効率が悪い……などなど多くの意見がある。

ただこうした反対意見の裏側には複雑な政治力学が透けて見える。小さな政府を掲げる共和党は反対、農地を徴用される農業団体も反対、人口が密集している東海岸と西海岸は賛成だが、中西部と南部は興味を持っていないという構図だ。米紙ニューヨーク・タイムズは、「オバマ大統領は2009年の就任当時、高速鉄道の普及を公約としていた。6年が過ぎた今もまったく前進していないのは、大統領が反対派を説得し押さえ込むことが出来ていないため」と分析している。(翻訳・編集/増田聡太郎

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