旧正月で中国人が世界各国で買物、マナーは改善へ―中国メディア

Record China    2015年2月20日(金) 20時17分

拡大

20日、中国人の海外旅行者数は昨年、1億人の大台を突破して、延べ1億900万人となった。写真は銀座。

(1 / 2 枚)

2015年2月20日、中国人の海外旅行者数は昨年、1億人の大台を突破して、延べ1億900万人となった。世界観光機関(UNWTO)が先月27日に発表した世界観光業景気報告によると、中国は2012年から3年連続で世界最大の海外旅行市場となった。中国新聞網が伝えた。

その他の写真

今年の春節期間も中国人の海外旅行熱は高い。中国国家観光局の予測では、今年の春節期間の海外旅行者数(香港・マカオを除く)は延べ519万人で、前年同期比約10%増加する。

例年と最大の違いは、ユーロ、円、オーストラリアドルなどが対人民元で下落しているため、こうした国々や地域が中国人観光客にとってショッピングの人気目的地となっていることだ。

人民元高は海外でのショッピングを大きく後押しする。また、外国製品に対しては一種の集団心理もある。

「ここ数年東京・秋葉原の大通りは、電気炊飯器を手に提げた中国人観光客ばかりだ」。財経作家、呉暁波(ウー・シャオボー)のこの文章が先日中国のネットで話題となり、日本製品の品質についての描写が中国人の日本ショッピング熱をかきたてた。

だが本当に論争を引き起こしているのは、やはり中国人が日増しに海外でのショッピングに慣れ、購買力も高まると同時に、マナー違反行為を頻繁にメディアに暴露されていることだ。

「これは1つのエコノミーと地元住民の生活の質との衝突だ」英紙フィナンシャル・タイムズのコラムニストは、この現象を「店の主人よりも声が大きい観光客」と形容。「妥当か否かはともかく、欧州人は中国人観光客に対して先入観を抱いている。そしてこれは1970年代に彼らの先人が米国人観光客に対して抱いていた先入観とそっくりだ。つまり、こうした観光客は道をふさぎ、文化に無関心で、ショッピングだけを知っているというものだ」と指摘した。

中国青年旅行社の葛磊(ガー・レイ)氏は旅行中のマナー違反の原因として(1)「マナーがなっていない」。日常生活でマナーを欠くため、旅行中にもそれが出てしまう。(2)「習慣が違う」。中国と他国の習慣や文化面の違いが、いくつかの誤解を招いている。(3)「知らない」。他国でしてはいけない事などについて必要な知識がないを挙げた。

「悪い事例を挙げて1億人に上る中国人観光客に対して判定を下すのは公正さを欠く」。葛氏は「近年、旅行中のマナー違反行為が暴露されると、世論の集中砲火を浴びる事が多い。だがすでに昨年の時点で、中国人観光客のマナー違反行為がメディアに暴露されることが大幅に減ったことにも目を向けるべきだ。これは中国人観光客のマナーが改善へ向かっていることを別の側面から裏付けてもいる」と述べた。(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/武藤)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携