姿を消した旧正月のあいさつ回り、反汚職運動の摘発恐れて自粛広がる―中国

Record China    2015年2月21日(土) 15時0分

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20日、米華字紙・世界日報は記事「中国官僚、トラブル恐れて新年のあいさつ回りを自粛」を掲載した。習近平政権が推進する強力な反汚職運動が中国の旧正月の習わしを変えつつある。

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2015年2月20日、米華字紙・世界日報は記事「中国官僚、トラブル恐れて新年の挨拶回りを自粛」を掲載した。

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習近平(シー・ジンピン)政権が推進する強力な反汚職運動が中国の旧正月の習わしを変えつつある。官僚や国有企業幹部にとって旧正月に欠かせないのはあいさつ回り。10年前だったら果物やケーキ、子ども向けのお年玉程度を準備すればよかったが、最近では高級タバコや高級酒の準備は当たり前となり、お年玉袋も分厚くなっていった。

だが反汚職運動で一気に様変わりしたという。贈答品を受け取れば汚職疑惑で摘発される可能性があるとして目上の側から断るケースが増えているという。ある警察の派出所所長は「局長からあいさつ回り禁止令が出た」と明かした。新年のあいさつは電話かメールだけで、直接幹部の家を訪ねるのはご法度だという。(翻訳・編集/増田聡太郎

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