中国ブランド車メーカー、今後も深刻な販売不振続くとの予想=すでに生産停止に追い込まれたところも―中国メディア

Record China    2015年2月26日(木) 5時44分

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24日、中国メディア・騰訊によると、中国の自主ブランド自動車の売り上げが振わず、弱小メーカーの一部はすでに生産停止に追い込まれている。今後3〜5年、自主ブランド車メーカー各社の状況はさらに厳しくなる可能性が高いという。写真は吉利汽車。

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2015年2月24日、中国メディア・騰訊によると、中国市場で中国ブランドの自動車の売り上げが振わず、弱小メーカーの一部はすでに生産停止に追い込まれている。今後3〜5年、中国車メーカー各社の状況はさらに厳しくなる可能性が高いという。

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中国政府が発表したデータによると、中国本土の自動車市場において中国ブランドが占める割合は、10年に46%だったものが14年には38%にまで縮小。乗用車に限ると、その割合は31%から22%へと3割近く減少している。

14年、中国自動車市場は前年比10%以上成長したものの、中国ブランド車の販売状況は振わなかった。代表的メーカーである、長城汽車の14年の予想純利益は2%減、吉利汽車は50%近くの減益になると見られている。

中国ブランド車不振の原因には、いくつかの要素が考えられる。これまで、消費者から見た最大のメリットは価格の安さにあった。しかし、国外ブランド車も次々と低価格車を販売し始めたため、価格での差が縮まってしまった。

また、収入増加に伴って、安全性とデザインに優れた国外ブランド車を選択する消費者が増加したことも挙げられる。マーケットリサーチ会社J.D. Power&Associatesが14年に公表したデータによると、自動車100台ごとに存在する問題の数は、中国ブランド車が131件だったのに対し、国外ブランド車は95件で、両者の品質には大きな差が存在する。

さらに、政府の政策も中国ブランド車メーカーにとっては逆風になっている。新車購入時の補填政策が終了したことだけでなく、大気汚染や渋滞防止などの理由で各都市で導入され始めたナンバープレートの抽選や競売方式による自動車購入抑制政策も大きな影響を与えている。

関係者は「ナンバープレート政策は、高価な国外ブランド車の販売を促進する側面を持つ。高いお金を出したり、苦労してやっと手に入れたナンバープレートを、わざわざ安い国産車に付けたくないという消費者心理が働くから」と分析する。

アナリストは「今後3〜5年、自主ブランド車メーカーは相当深刻な危機を迎えることになるだろう。一部の弱小メーカーはすでに生産停止に追い込まれている」と語っている。(翻訳・編集/秋田)

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