Record China 2015年2月26日(木) 15時36分
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25日、陝西省にある秦始皇帝陵博物院の兵馬俑1号坑発掘修復現場では春節の連休期間中、修復中の兵馬俑の一部にラップが巻かれ、来場者の間で話題になった。
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2015年2月25日、陝西省にある秦始皇帝陵博物院の兵馬俑1号坑発掘修復現場では春節の連休期間中、修復中の兵馬俑の一部にラップが巻かれ、来場者の間で話題になった。同博物院は「兵馬俑に残っている彩色上絵を保護するための手段」と説明している。中国新聞社が伝えた。
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1号坑考古隊を率いる申茂盛(シェン・マオション)氏によると、兵馬俑にはすべてもともと彩色上絵が施されていたものの、約2200年という時を経て、火災も経験している上に、地中に埋められていたため劣化し、発見されても、体が完全な状態ではないほか、彩色上絵の多くが禿げてしまい、まだらになっている。比較的完全な状態で色が残っている兵馬俑はごくわずかだという。
同博物院の専門家は、「修復中の兵馬俑を保護するために、ラップを巻くという方法は、これまでずっと使われてきた手段。1号坑の3度目の発掘調査で出土した兵馬俑の多くに色が残っていた。しかし、湿度の高い地中から取り出すと、水分がなくなり乾燥してしまうため、ヒビが入り、変形してしまう。彩色上絵を保護するために、特殊な液体を使用する」と語る。
その液体が塗布されてから、彩色上絵の状態が安定するまでには、一定期間必要で、その期間、ラップを巻いて、乾燥やホコリなどがかかるのを防いでいる。彩色上絵の状態が安定すれば、ラップは外される。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤)
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