Record China 2015年3月1日(日) 16時2分
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27日、日本のメディアが試算したところによると、今年の春節(旧正月)連休期間に、中国人観光客が日本で消費した金額の合計は60億元に達し、大量購入の買い物の金額は30億元を超えた。
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2015年2月27日、日本のメディアが試算したところによると、今年の春節(旧正月)連休期間に、中国人観光客が日本で消費した金額の合計は60億元(約1140億円)に達し、大量購入の買い物の金額は30億元(約570億円)を超えた。今や「トイレの便座が品切れ状態」だという。このニュースには、2年ほど前に中国で発生した「日本製品ボイコット」に対する皮肉のニュアンスが含まれていることは確かだ。中国人の多くは恥ずかしいと思い、こうした人々を「外国に媚びている」と批判する。環球時報が伝えた。
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内需が振るわない中国の人々が日本に行って大量に買い物する。これは中国人にとって名誉なことではないし、メイドインチャイナ製品にとっても名誉なことではない。日本の便座は、使いやすく、スマートで、行き届いており、人気を集めるのも偶然ではない。消費者が実際に金を払って購入しているということが、確かな指標になる。多くの面で、中国製品と日本製品の間には客観的な開きがある。だがこの開きこそメイド・イン・チャイナの動力であり、潜在力でもあるといえる。
便座がメイド・イン・ジャパンの代表選手になるということは、日本の製造業にとってそれほど名誉なことではない。かつて世界の家電産業の王者だった日本が、今では便座や炊飯ジャーを売っている。このことは一種の「没落」だといえる。中国家電製品の発展によって、メイドインジャパンの「伝統的な陣地」は徐々に縮小し、相当の陣地を失った。日本人はこのことを肌身に染みて感じている。
メイド・イン・チャイナの業績が人々の予想を大きく上回ったのは、一部の中国人が評価しなかったり、ひどく過小評価したりする中で、また世界のライバル達との激しい競争圧力の下で、なんとかして活路を開いてきたからだ。こうした道のりには無数のドラマがある。このような土台があるので、メイド・イン・チャイナの未来に対し、より強い信頼を寄せるべきなのだ。
だがそうはいっても、日本の便座がメイド・イン・チャイナの目標になるべきではない。日本の便座を模倣する中国企業があるとすれば、それはまったくの恥さらしだ。メイド・イン・チャイナはもっと大きな野心を抱き、イノベーション能力を発揮する別の道を探すべきだ。人の歩いた道を歩き、人の歩く道をなくすべきではない。人の歩いた道を歩いてばかりいると、永遠に追随者であることから抜け出せない。歴史が私たちに教えてくれるのは、「逆襲」とは模倣に始まり、超越を経て成果を収めるということだ。
外国製品を買う中国人を非難する理由はない。グローバル化の時代には、外国製品を買う環境もあれば権利もある。愛国主義を信望するだけで、また外国製品をボイコットするだけで、メイド・イン・チャイナを支援し、成功させることができると信じる人はいまい。メイド・イン・チャイナの総合的な力はまだ十分ではなく、そのイメージの確立はより長期的なプロセスになる。私たちは強い忍耐力をもたなければならない。品質が確かなものであれば、市場に受け入れられるようにしなければならない。
だが次のように指摘する必要もある。中国製品を選び、支援する人は、尊敬すべき人であり、その行動は奨励されるべきものだということだ。品質、機能、価格などのそれほど大きな違いがなければ、中国人には自国製品を選択することを勧める。これは愛国心の具体的な現れであり、中国製品の発展のための時間と空間を提供することであり、一般の人々が国のためにたやすくできる貢献の一種だからだ。
グローバル化の競争は無常なもので、どの民族もどの国もそれぞれに与えられた条件、努力、チャンスを踏まえ、競争、協力、圧力、衝突を通じて、徐々に自分の位置取りを見つけていく。中国の最終的な位置づけが、中国人にとって誇らしいものであることを願う。日本も便座の生産強国の地位に甘んじることはないだろう。メイド・イン・チャイナとメイド・イン・ジャパンが良好な競争を繰り広げることは、双方にとって力強い「ムチ」になる。(提供/人民網日本語版・翻訳/KS・編集/武藤)
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2015/2/27
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