神様のいたずらに翻弄!神戸帰りの“元オス”パンダ「コウコウ」、ついにママの幸せ実感―四川省

Record China    2007年8月29日(水) 17時39分

拡大

6日、四川省雅安市のパンダ保護研究センター碧峰峡基地で、11歳の「錦竹(ジンジュウ)」が初めて出産し、双子の赤ちゃんが誕生した。飼育員がこの日を特別に待ち望んだその訳は…。

(1 / 3 枚)

2007年8月6日、四川省雅安市のパンダ保護研究センター碧峰峡基地で、11歳の「錦竹(ジンジュウ)」が初めて出産し、双子の赤ちゃんが誕生した。1頭目が190g、2頭目は70gとやや小さめだが、母子ともに健康ということだ。

その他の写真

パンダにしては高齢出産の「錦竹」だが、飼育員たちにとって彼女の出産には特別な意味があった。なぜなら長らくオスだと思われていたからだ。1996年に人工繁殖により研究センターで生まれたが、生殖器の発育が遅れ、性別がわからなかった。その行動や性格などから「オス」と判定され、2000年12月、日本の神戸市立王子動物園に貸与され、初代「コウコウ」として日本の子どもたちの熱烈歓迎を受けた。

同園へはつがいでの貸与のため、当然二世誕生が期待された。しかし“彼”は全くメスに関心を示さない。そこで人工授精を試みるため手術台に乗せた。するとビックリ、オスの生殖器がない!

2002年、中国に帰国させ、より詳細な研究が行われることになった。その結果、染色体に異常はなかったが、腸が卵巣と卵管を圧迫していることがわかり、2005年、内視鏡を使った手術が施された。翌春にはようやく発情が認められ、ついに今年、初めての妊娠出産にこぎつけたのだった。(翻訳・編集/WF)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携