Record China 2015年3月2日(月) 22時33分
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2日、日本人はなぜしゃべるのが苦手なのか?日本人はなぜ学ぶことが嫌いなのか?日本人はなぜ「愛している」と言うのが苦手なのか?
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2015年3月2日、日本人はなぜしゃべるのが苦手なのか?日本人はなぜ学ぶことが嫌いなのか?日本人はなぜ「愛している」と言うのが苦手なのか?日本と中国は文化が似通っているとはいえ、お互いに対して、不思議に思ったり、理解できなかったりといったところも必ず出てくる。ここで、中国人がわからない日本人の20の「なぜ」をまとめてみた。
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(11)日本人はなぜしゃべるのが苦手なのか?
国連会議で次のようなジョークが交わされたという。「インド人を黙らせて、日本人にしゃべらせろ」。インド人は極めて饒舌だが、日本人は極めて寡黙だ。この寡黙な性格から、日本人の多くはしゃべることが苦手だ。これについて、東京大学名誉教授の平川裕弘氏は、「日本人がしゃべるのが苦手な理由は、書くことがあまりにも得意だからだ」と説明する。確かに、日本人は日記をつけるのが好きで、ノートにあらゆることを書き込む。明日は何をする、明後日は何をするといったことを事細かにノートに書き込む。また、オフィスの同僚同士の伝言でも小さなメモに書いて渡すことを好む。書くことが増えれば、おのずと話すことは少なくなるものだ。
(12)日本人はなぜ仕事が好きなのか?
第1次世界大戦以前の日本が開国して間もない頃、当時の日本人は怠惰で、時間の概念がなかった。ドイツ人はある文章でこれに関する日本人への批判を綴(つづ)っているぐらいだ。日本人の「勤勉を美徳とする」観念は、第2次世界大戦の敗戦後に形成された「日本の神話」なのだ。実際のところ、日本人の1人平均の労働時間は世界で6位。このため、日本人は特に仕事が好きな国民とは言えないと自認している。
(13)日本人はなぜ時間を厳守するのか?
これは、日本の電車の時刻表と関係がある。日本の鉄道、特に新幹線は秒単位で正確に運行されている。だが、鉄道が現在のように発達していなかった明治時代には、電車の20分から30分の遅刻は当然のことだった。大きな契機となったのは、第1次世界大戦だ。これを契機に、鉄道の輸送量は倍以上に増加し、停車時間はそれにつれて短縮されていった。
(14)日本人はなぜ「愛している」と言うのが苦手なのか?
日本のドラマを見るのが好きな人であれば、たいてい気付くはずだ。主人公の男女が出会って恋に落ちても、大きな声で「愛している」と叫ぶことはほとんどない。たいていは、意味ありげに「好きだ」というぐらいだ。「愛」という言葉は、明治時代のキリスト教徒たちが日本に伝えたもので、日本人にとっては外来語にあたる。多くの日本人は、特に文学の世界に生きる日本の作家の概念では、愛と恋の定義はまるで異なる。「愛」の定義は広範で、男女間の愛情は、「恋」の要素が大きい。
(15)日本人はなぜ並ぶことが好きなのか?
日本人は並ぶことが好きだ。時には、あまり必要性が感じられない場合でも、きっちりと列を作って並ぶ。たとえば、座席がすべて指定席の映画館でも、日本人はきっちりと列を作って入場を待つ。心理学者の山岡重行氏は、「これは日本人の一種の過剰適応の心理からくるもの。たとえば、映画館がすべて指定席であったとしても、遅い時間に映画館に行くと、自分の席に着くまでにすでに席に座っている他の人に迷惑をかける。『他の人に迷惑をかける』ことは、日本人にとって恥ずかしいことであり、それならば、むしろ早く行って列に並ぶほうがいいと考える」と分析する。
(16)日本人はなぜ体裁を気にするのか?
欧米などのキリスト教やイスラム教などの宗教国家では、神が絶対的存在であり、人々は神の教えに背かない言動をとってさえいれば、心安らかでいられる。一方、日本は一国で多くの宗教を持ち、一家で多くの神をまつる、多神教の国だ。日本人は子供が生まれると、子供を神社に連れて参拝し、子供が大人になると、神社や教会で結婚式を挙げ、仏教の僧侶を招いて法要を行う。日本人が信じる「神」はあまりにも多く、「神」はまるで見えない監視カメラのように、どんなところにも存在する。このため、日本人の日常生活は何を行うにもタブーがあり、どんなときでも体裁を保つことが大事であると考えるようになった。
(17)日本人はなぜ漫画が好きなのか?
京都国際マンガ館館長・東京大学名誉教授の養老孟司氏によると、日本の漫画の原点は、平安時代の絵巻物「鳥獣人物戯画」や江戸時代の草双紙であるという。日本人はこのように昔からデフォルメされた戯画を好んだ。後に、漫画は映画の一種の表現方法となり、科学漫画や自然科学漫画など多くのジャンルに細分化された。これも、オリジナル漫画を創作する漫画家たちに大きな影響を与えた。
(18)日本人はなぜ学ぶことが嫌いなのか?
江戸時代には私塾や寺小屋などが数多くあった。その頃の日本には無料の義務教育はなかったが、多くの日本人は自分たちでお金を出して寺小屋に通い、文字を習った。実際、その頃の日本人は非常に学ぶことが好きだった。しかし、現在の日本人がなぜ学ばなくなったかというと、日本は学歴社会というものの、実際は個人の収入と学歴との間にほとんど関連性がないからだ。日本は平均的な社会であり、学歴が高ければ高いほど、収入が高くなるという他の国とは違う。学歴と収入に因果関係がなくなれば、学んでも、学ばなくても、あまり大差はない。学ぶことが好きでない人はおのずと増えていった。
(19)日本人はなぜ英語を話すのが不得意なのか?
日本をよく知る人ならだれでも知っているのが、日本人は英文を書いたり読んだりするのは得意だが、英語を話すのは非常に苦手だということだ。日本人の英語の発音は非常に悪い。元玉川大学文学部外国語学科教授の中田憲三氏は、「これは日本人と西洋人とでは、音が耳から入ってきたときに処理する脳の場所が違うことによる。欧米人は通常右脳で言葉を処理するが、日本人は左脳で言葉を処理する。英語は、発音が複雑な言語で、左脳を使って言葉を捉える日本人にとって非常に難易度が高い言語だ」と分析する。
(20)日本人はなぜ肩書をつけて呼ぶのが好きなのか?
日本の会社で働いている人は、上司に会った時に、○○課長、○○部長といったように、名前に肩書をつけて呼ばなければならない経験をしたことがあるだろう。これは、欧米人のように直接名前で呼ぶのとは大きく異なる。日本人はなぜこんなにも肩書をつけるのが好きなのか?藤田保健衛生大学の宮川剛教授は、「これは、日本人が不安を感じやすい遺伝子を持っていることによる。97%の日本人が、このような不安やストレスを感じやすいセロトニントランスポーターSS型の『不安遺伝子』を持っている。このような人は自分に自信がない傾向にあり、外部の環境に影響されやすい。人を呼ぶときに肩書を付けることで、自信や安心感を強めることができる」と分析する。(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/武藤)
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