Record China 2015年3月12日(木) 19時12分
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5日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル電子版は記事「中国骨董品探し、最良のスポットは中国ではない、米国だ」を掲載した。ある事情から米国で発見された中国の文化財が人気だという。写真は青花磁器。
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2015年3月5日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル電子版は記事「中国骨董品探し、最良のスポットは中国ではない、米国だ」を掲載した。
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死蔵されている芸術品を発掘しようと世界中の美術商が血まなこになって探しまくっている。特に中国経済の台頭に伴い中国の骨董品の人気が高まっているが、それを探すための最良のスポットはなんと中国ではなく、米国だという。オークション企業クリスティーズに出展されている中国の青銅器、玉の像、古家具、陶磁器の80%は米国から出品されたものだ。
なぜ米国にはこれほど多くの中国の文化財があるのか。17世紀に新大陸に渡った英国商人、オランダ商人らは中国の青花磁器を一緒に持っていくケースが多かった。また19世紀には多くの宣教師が中国にわたり記念品を持ち帰った。
さらにもう一つ、オークション市場では米国からの出品が喜ばれるのだが、それには理由がある。中国にはニセモノが多すぎるため、民家から発掘された文化財が果たして本物かどうか見極めるのが困難なためだ。米国ならばそうした不安は少ないというわけだ。(翻訳・編集/増田聡太郎)
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