中国の高速鉄道は「最高時速350キロに戻すべき」「減速ダイヤで莫大な投資が無駄」―中国鉄道建設大手総裁

Record China    2015年3月8日(日) 12時38分

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6日、中国の鉄道建設大手、中国鉄建の趙広発総裁は、全国政協委員の分科会で、「中国の高速鉄道の多くが現在、最高時速200キロで運行しているのは莫大な投資に対する無駄だ。時速350キロに戻すべきだ」との見解を示した。写真は中国の高速鉄道車両。

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2015年3月6日、中国の鉄道建設大手、中国鉄建の趙広発(ジャオ・グアンファー)総裁は、全国政協委員の分科会で、「中国の高速鉄道の多くが現在、最高時速200キロで運行しているのは莫大な投資に対する無駄だ。時速350キロに戻すべきだ」との見解を示した。7日付で中国・信息時報が伝えた。

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趙氏は「中国の高速鉄道はすべて、最高時速350キロでの運行に合わせて規格、設計、建設されている」と指摘。「北京から天津までの所要時間はわずか28分だ。何年も運行され、その安全性が証明されているにもかかわらず、この2年余りは最高速度が抑えられてきた。これは人為的な無駄だ」とし、国務院が検討し、全人代で可決された高速鉄道規格に従い減速すべきではないと主張した。

中国鉄道当局は11年、中国浙江省の高速鉄道事故を受け、安全確保のため高速列車の営業速度を減速することを柱としたダイヤ改正を行った。(翻訳・編集/柳川)

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