中国人男性の告白「日本人の嫁を持つと幸せ」―中国メディア

Record China    2015年3月9日(月) 23時29分

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9日、「アメリカ式の家に住み、日本人の妻を持ち、そして中国人のコックに料理してもらう。これは人生の三大贅沢である」とは、台湾作家の林語堂氏の言葉だ。資料写真。

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2015年3月9日、「アメリカ式の家に住み、日本人の妻を持ち、そして中国人のコックに料理してもらう。これは人生の三大贅沢である」とは、台湾作家の林語堂(リン・ユータン)氏の言葉だ。ある中国人男性は、日本人の女性と結婚してから、確かに一味違う幸福感を味わっているという。国際結婚を通じて体感したことを以下のようにつづっている。

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私は長年日本で奮闘し、たくさんの苦労をしてきた。大学卒業後、日本のあるいい会社に就職することができた。入社当時、向かい側のデスクに座っていたのは同僚の久美さん。可愛らしい彼女は中国語も少し話せるので、私たちの間に共通の話題は多かった。しばらくして、仲良しの私たちは恋人になった。

よく言われるように、一番幸せな生活というのは、日本人の妻を持ち、中国人のコックとイギリス人の執事を雇うことだ。イギリス人の執事なんてとても雇えないが、中国人のコックなら自分でも十分務まる。今どきの中国人男性なら、料理は朝飯前のようなもの。すでに一番幸せな生活の条件のうち2つを満たしているのだから、満足しなくては。半年後、久美さんと結婚して、晴れて夫婦になった。

結婚後、「亭主関白」のイメージの強い日本人男性のようにならないよう、仕事が終わったらすぐに帰宅し、あっという間に、自慢の料理を次々と食卓に運んだ。妻からの感謝と称賛の嵐に浮かれた自分はすぐに得意になり、満足げに「やっぱり我々中国人男性のほうが優秀じゃないか」と思っていた。しかし、このような日々は長くは続かなかった。1カ月後、妻が唐突に会社を辞めたいと言い出した。その理由は、会社の同僚に自分の夫のことを笑われたくなかったからだ。確かに、日本にはこういう悪習が存在している。結婚後、もし自分の妻がまだ仕事を続けていたら、周りの同僚から「自分の女房すら養えないなんて、男と言えるのか」と笑われるのだ。このことで妻にくどく言われるのに耐えられず、彼女が会社を辞めることを認めた。

専業主婦に「昇任」した妻は楽しくてしょうがなかった。私が会社から帰ると、妻はいつも「おかえり」と嬉しそうに言いながら玄関まで駆けつけ、私の帰りを迎えてくれる。スリッパを準備するやら、着替えを手伝うやら、この行き届いた「おもてなし」に慣れるのに結構時間がかかった。

日本の女性は「専業主婦」という言葉に対して、何の抵抗感もないのだ。抵抗するどころか、ほとんどの女性はむしろ誇りに思っている。日本社会では、女性が夫に尽くし、子どもの面倒を見るのがすなわち国家に貢献しているという観念があり、仕事においてかなりの実績を成し遂げたとしても、一旦結婚すれば、家族を優先して家庭に入ることを選ぶ女性は少なくない。家に「内務大臣」ができてからも、私は普段と変わらず、帰宅したら、いつも通りに厨房に入って、夕食の支度を手伝っていた。このような日々がしばらく続いていくうちに、私はあることに気付いた。それは、私が家事を勤勉にやればやるほど、妻が落ち込むということだ。どういうわけか、さっぱり分からなくなってきた。まだいい夫には程遠いからなのか?それとも、妻はいつも一人で家にいるから、寂しくなったのか?

ある休みの日、気晴らしに河口湖までドライブに行った。近頃ずっと落ち込んでいた彼女に気分転換させたかったし、一度ちゃんと話もしたかったからだ。自分は何か気に障ることでもしたのかと、妻に最近落ち込んでいた理由を尋ねた。すると、しばらく口ごもっていた妻はやっとその理由を話してくれた。

「本当は、ずっと前からあなたと話をしたかった。でも、毎日仕事で頑張っているあなたを見ていると、迷惑はかけられないと思った。あなたは日本人じゃないし、もし変にとられたら、プライドが傷ついちゃうんじゃないかって」「気にしないから、遠慮しないで言って」と私が言うと、妻はやっと口を開いた。

「あなたたち中国の男性ってすごく身勝手だと思わない?会社で十分仕事をしているのに、家に帰って私がやるべきことにまで手を出して、仕事を奪われた私は存在価値がないのも同然よ。特に、私の友達が遊びに来るとき、いつも以上にアピールしようとするあなたは、料理を作るわ、食卓の支度をするわ、まるで私は何もできないみたいじゃない。友達の前で恥ずかしくて、引け目を感じてしまうわ。私も達成感がほしいの!」

え!?まさか日本の女性がそんなふうに考えているとは!中国人女性から見れば、家事に熱心で優しい夫は、まさに夫の鑑、それが日本人女性の目には逆に映っているなんて!それから、私はできるだけ日本人男性のように、毎日の仕事が終わると、まず同僚や友達を呼んでどこかで一杯飲み、帰宅すると、ソファーで横になって、新聞を読みながら、お茶を飲み、快適な生活を存分に楽しむようになった。その「亭主関白」ぶりと言ったらありゃしない。妻の様子は?至れり尽くせりで、いかにも幸せそうに家事に没頭していた。

しかし、このような日々が長く続くと、嫌気がさしてきた。同僚との飲み会で頭が痛くなるほど飲まされるのが嫌で、口実を作って家に帰ったら、自慢の料理に腕を振るった妻から、お寿司、刺身、焼き魚を毎日のように出され、もううんざりした。それで、妻が出かけて家にいないすきを見て、厨房に入り込んで、好きな中国料理を作って、自分のひと時を満喫するようになった。これこそ「生活」なのだ!

日本人女性と中国人女性はどう違うのかと、周りからよく聞かれる。人はそれぞれ個性を持ち、違いがあるのは当たり前のことだと思うが、強いて両者を比べるならば、以下の4点が挙げられる。

その1、日本人女性は女に生まれたことをプラスに受け止め、女としての幸せと喜びを大切にする。中国人女性がよく口にする「もし生まれ変われるのなら、女に生まれたくない」という考え方は、日本人女性にはめったに見られない。例えば、日本では少女が初潮を迎えることはめでたいこととされ、多くの日本の家庭は、その日に赤飯を炊いて少女の成長を祝う。一方、同じことでも「女って面倒くさい」との影響を受けた中国人少女は、その受け取り方はまるで雲泥の差だ。

その2、日本人女性は中国人女性よりも我慢強い。日本では、一見弱そうに見えても、実はすごい忍耐力を持ち、芯の強い女性をたくさん見てきた。外柔内剛という処世の道は、日本女性にとって勉強によって獲得したものではなく、まるでDNAの中に受け継がれたもののようだ。例を挙げれば、日本の病院の分娩室から、女性の痛みによる叫び声はほとんど聞こえない。

その3、日本人女性のセックスに対する態度は中国人女性よりも大胆。中国人女性とは違い、日本人女性には礼儀と道徳観念に縛られた結果の後遺症がまったくない。日本人女性にとって、セックスに関する話をするのは恥ずかしいが、「恥」までは至らない。「貞淑」と「色情」との間の境界線が曖昧である。

その4、日本人女性は結婚前後の変化が大きい。彼女たちは大人になってから結婚するまでの間、多くは経済的に余裕があって、遊びたいだけ遊んでいる。だが、結婚したら、だいたいは淑やかな奥さんに変身し、平凡な毎日に甘んじて家庭生活を営む。本屋にある女性誌やファッション誌は主に若い女性をターゲットにしている。一方主婦向けの雑誌だと、食費や光熱費節約術などのタイトルが表紙に見える。結婚前と結婚後のギャップは中国人女性のそれよりも大きいかもしれない。

ある日、何人かの日本人奥さんが自分の主人のことで世間話しているところを見かけた。奥さんの一人が、主人が毎朝一人で朝食を済ませて出勤すると言ったら、「しっかりした旦那さんでいいね」と、子供のことを褒めているような口調で周りの奥さんが言い合った。マザーコンプレックスを持つ日本人男性の数が多いのも、小さいときから母親から細やかな配慮をされ、成人して結婚したら、妻が母親の役割を引き継ぎ、身の回りの世話をやってくれることが原因ではないかと考えられる。

日本人女性の美徳は、男性優位社会の日本を背景としたものだ。発達した社会は、変遷が遅い。日本女性のこういった良いところも、当分の間は変わらないだろう。日本人女性が女権意識に目覚めるまで、男性の皆さんは、日本人女性に憧れる時間がまだ十分にある。

日本にも、従来の価値観や行動規範に縛られず、新たな生活方式を求める「新人類」が存在するが、ローマは一日にして成らずというように、日本女性の「淑やかさ」も一つの世代を隔たればなくなるものではない。まして、周りの環境がそれを許さないのだ。もしある日、日本で「男女平等」をスローガンとした大規模なデモが勃発し、専業主婦を含む多くの日本女性が仲間を呼び合い、デモに出かけたとしても、たぶん夫が帰宅する前には、デモの列から離れ、夕飯の準備のため家路を急ぐだろう。言い忘れたが、「自分の意見がなく、周りに流されやすい」のも日本人女性の特徴の1つだ。周りの人と群れをなし、安らかで淑やかに、そしてテンポを乱さずに制御可能な範囲内で人生の舵を切る。「柔よく剛を制す」というのはまさにこのことではないだろうか。(提供/人民網日本語版・翻訳/Yiqi・編集/武藤)

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