各地で大気汚染反対デモ、警察は解散を命令―中国

Record China    2015年3月11日(水) 9時25分

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10日、RFI中国語版は記事「中国各地で大気汚染反対デモが発生、警察が解散命じる」を掲載した。西安市など各地で大気汚染に抗議するデモが行われたが、当局はネット検閲によって関連情報を削除している。写真は朝日が昇る上海市。

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2015年3月10日、RFI中国語版は記事「中国各地で大気汚染反対デモが発生、警察が解散命じる」を掲載した。

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台湾・中央通訊社によると、陝西省西安市で8日、省政府庁舎前で大気汚染に抗議するデモが行われた。参加者は約10人。「ガンを引き起こすスモッグ、すべての人々に危害与える」「スモッグ対策は政府に責任あり」などのプラカードを抱えた。その後、江西省カン州市寧都県、四川省楽山市、広東省東莞市でも呼応するデモが開催されている。しかし検閲によりインターネットでは関連する写真や書き込みが削除されたほか、西安市デモの発起人らが拘束された。

デモの引き金となったのは著名な女性ジャーナリスト、柴静(チャイ・ジン)氏が発表したドキュメンタリー「ドームの下で」だ。中国の大気汚染の現状を告発し、数億人が視聴したとされる。現在では検閲の対象となり中国国内では視聴できない状態となっている。ある人権活動家は「検閲の状況をみるに、中国当局は人々が大気汚染について議論することを望んでいないし、プラカードを掲げて抗議することに反対しているようだ」と嘆いている。(翻訳・編集/増田聡太郎

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