2015年3月10日、RFI中国語版は記事「中国人海外旅行客の激増が中国企業による海外空港投資を誘発」を掲載した。

【その他の写真】

中国人観光客の“爆買い”が続いている。今や全世界の観光地で中国人観光客はお得意様だ。ありとあらゆるものが中国マネーの買い物の対象となり、空港もその例外ではない。フランスのトゥールーズ・ブラニャック空港拡張工事が中国企業初の海外空港出資案件となった。中国企業の出資額は3億800万ユーロ（約395億円）。空港株式の50．01％はフランス側が持つが、ほぼ半数は中国企業の所有となる。

巨額投資の狙いは中国人観光客のお財布だ。トゥールーズ空港と中国各都市の路線を整備し、同空港を中国人観光客の欧州旅行の中心とすることで十分に回収できるとソロバンをはじいている。（翻訳・編集/増田聡太郎）