日本と中国における礼儀の違い、中国から見るとケチくさいが…―華字紙

Record China    2015年3月18日(水) 13時36分

拡大

17日、中国語教室で「中国人はなぜ人に物を贈るのが好きなのか?」と日本人学生に聞かれた。資料写真。

(1 / 2 枚)

2015年3月17日、中国語教室で「中国人はなぜ人に物を贈るのが好きなのか?」と日本人学生に聞かれた。「これが、中国文化だ」とその場しのぎに答えても、良かったかもしれない。しかし、私もまさにこの問いを投げかけた日本人と同じような気持ちを抱いていたため、自分の意見を言わざるを得なかった。日本の華字紙・中文導報が伝えた。

その他の写真

中国には、「礼多人不怪」(礼儀がいくらくどくても、咎める人はいない)という諺がある。いい意味だと、中国は礼儀の国だと理解することができる。しかし、反対に、数千年前の封建時代以来ずっと「礼儀」という名の下に、支配者への絶対服従を洗脳されてきたともいえる。

日本も礼儀を重んじる国であることは間違いない。日本人が頻繁にお辞儀をするのは、世界でもよく知られている。しかし、日常生活において、日本人は非常に慎重で用心深く、常識の範囲を越えて、人に迷惑をかけることを最も恐れている。一方、中国人は贅沢好きで見栄っ張りなので、見た目や名誉にこだわり、人にケチだという印象を持たれることを恐れている。

中国人は先祖代々贈り物をし、人の顔色を伺いながら成長してきた。しかし、今の日本社会では、「礼多人不怪」という諺は、単に言葉上のマナーや礼儀の範囲に限られている。日本人の贈り物は、中国人からすると、あまりにもケチくさく見える。日本社会では、贈り物は感謝の気持ちを伝えるための儀礼的なものにすぎず、常識をわきまえた範囲内で行うことが求められる。礼儀が過剰になると、逆に無礼となり、受け取る側に負担を感じさせ、余計な悩みを増やしてしまう。その結果、送り手の意に反して、日本人の「他人に迷惑をかけない」というタブーを犯してしまうことになる。

「礼儀は山の如し重く」という数千年にわたる抑圧は、中国人を逆境に強く、情勢判断力に優れ、臨機応変に長けた性格にさせた。唐の詩人・白楽天の「野火焼けどつきず、春風吹いてまた生ず」(人生には様々な困難や問題があるが、どんな苦しみや難問もいつか必ず乗り越えられる)というように、中国人の生命力は世界でも他に並ぶものがない。(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/武藤)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携