2015年3月19日、韓国・朝鮮日報は、日本経済が円安や量的緩和政策などで大きく回復する中で韓国企業は伸び悩んでおり、「日本特需」を享受できていないと伝えた。

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昨年第4四半期、日本のスマートフォン市場でのサムスン電子のシェアは4．7％にとどまり、アップルやソニー、シャープに続いて4位であった。また、韓国最大の化粧品メーカー「アモーレパシフィック」も業績不振に悩んでおり、昨年末には日本国内にある店舗4カ所を閉店した。

韓国貿易協会は18日、昨年の対日輸出が322億ドル（約3兆8600億円）で前年より7．2％減少し、3年連続の減少となったと発表した。これについて、LG経済研究院のイ・ジピョン首席研究委員は「円安により韓国製品の日本での競争力が低下した。また、日韓関係悪化の影響も大きいだろう」と説明した。

また、昨年の訪韓日本人観光客は217万人で、2012年をピークに毎年減少している。観光業界関係者は「李明博（イ・ミョンバク）前大統領が竹島を訪問してから、日本人観光客が急激に減った。今までは中国人観光客のおかげで内需を保てていたが、今後、中国人観光客も日本に奪われてしまう可能性がある」と指摘した。

これについて、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せている。

「韓国も日本のように、旅行客が一定額以上の買い物をした場合は消費税がなくなるという制度を導入するべきだし、ぼったくりをなくす制度も必要だ。日本人観光客の減少は独島（竹島の韓国名）問題のせいではなく、観光客をカモにする商売人らのせいだということになぜ気付かない？」

「結局、観光客も独島も日本に持って行かれる」

「日本人は韓国製品をあえて買わないようにしているが、韓国人は『日本が大嫌い』と言いながらも日本製品を見ると買わずにはいられない」

「観光客を増やすには、価格の安さで勝負するのではなく、韓国の品格を高めなければならない。ごちゃごちゃした看板や無造作に積まれた商品、店の前はごみだらけだし、店内のBGMもうるさ過ぎる。いつになったら韓国が品のある国になるのだろうか…」

「韓国は競争力もないのに人々は不親切。誰がそんな国に行きたいと思う？韓国は一度行ったら二度と行きたくなくなる国だが、日本は一度行ったらまた行きたくなる国だ」（翻訳・編集/堂本）