Record China 2015年3月20日(金) 18時52分
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18日、日本旅行で一番印象に残ったのは、日本の美しい景色ではなく、街中で見られるマンホールのふただった。よくよく見てみると、日本のマンホールのふたはもはや芸術品とも言えるほど、非常に文化的なのだ。
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2015年3月18日、石家荘日報はこのほど、ある中国人の日本旅行での体験談として、以下の文章を掲載した。
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日本旅行で一番印象に残ったのは、日本の美しい景色ではなく、街中で見られるマンホールのふただった。よくよく見てみると、日本のマンホールのふたはもはや芸術品とも言えるほど、非常に文化的なのだ。
街を歩くと、色彩豊かなマンホールのふたが至る所で見られる。動物や風景、歴史秘話、あるいは都市の特徴など、さまざまなデザインが描かれていて、非常に目を引く。ガイドの話では、日本にはマンホールが展示されている博物館まであるという。好奇心に駆られて、その博物館を見学してみようということになった。
私たちはバスに乗って博物館にやってきた。ここには多くの種類のふたが陳列されており、解説員が日本のマンホール文化の由来について熱心に紹介してくれた。
マンホールアートは1950年代、バイクや自転車が雨の日にマンホールのふたでスリップすることを防ぐために、凹凸のあるデザインが採用されるようになったのが始まりと言われている。
マンホールのふたに美しい図案が使われ始めたのは1980年代だった。当時、コストが高い割に認知度が低い日本の都市下水道システムに注目を集めるため、デザイナーが「よりビジュアル的に目を引く」マンホールを作ることを考えついた。政府も各市町村がオリジナルのデザインを作成することを奨励し、芸術的なマンホールのふたが日本全国で流行するようになった。
ふたは形によって用途も異なる。例えば、消火栓のふたは大体四角形で、消防隊員のイラストが刻まれている。模様の違いで各自治体の管轄範囲を見分けることもできる。マンホールのデザインには各市町村を代表する花が採用され、修理が必要な場合、担当地域がすぐにわかるようになっている。また、私有地の下水道では、マンホールのふたに「私」の字が刻まれ、区別されている。
マンホールのふたは今や、日本の都市文化の1つとなり、「マンホールのファン」も多い。ファン組織やサイト、フォーラムを立ち上げ、その熱狂ぶりはアニメや音楽のファンにも引けを取らない。
生活上の問題を解決するところから、一種の芸術にまで昇華した日本のマンホールのふた。日本の都市運営理念は、どの国にとっても手本にする価値がある。(提供/人民網日本語版・翻訳/XM・編集/武藤)
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