韓国で整形する中国人の数、4年で20.6倍増―中国メディア

Record China    2015年3月20日(金) 17時49分

拡大

19日、韓国政府は近年インバウンドの医療観光の誘致に力を入れている。これに加え、韓流スターブームの相乗効果もあり、現在数多くの外国人観光客が整形手術を目的に韓国を訪れている。資料写真。

(1 / 2 枚)

2015年3月19日、韓国政府は近年インバウンドの医療観光の誘致に力を入れている。これに加え、韓流スターブームの相乗効果もあり、現在数多くの外国人観光客が整形手術を目的に韓国を訪れている。韓国アジア経済中文網の報道を引用して、中国新聞社が伝えた。

その他の写真

海外からの外国人患者の受け入れを円滑に行うため、韓国の病院では中国語や英語、ベトナム語による案内表示や通訳を配置するとともに、観光客が通常利用するホテルやレストランにおける宣伝を強化している。このような対策の効果もあり、韓国内の美容形成外科病院の業績が急激に伸びている。

韓国の国税庁は16日に「年度統計報告:医療機関診療報酬申告明細」を発表した。同報告によると、2013年、韓国の病院6万9352軒の総収入は41兆5095億ウォン(約4兆5660億円)に達し、1軒あたりの平均収入は、2012年の5億6000万ウォン(約5090万円)から前年比7%増(収入額と実際の収入には一部誤差がある)の5億9900万円ウォン(5445万円)となった。

この中でも、特に美容形成外科の収入が激増している。美容形成外科1軒あたりの平均収入は2012年の4.2億ウォン(約3818万円)から2013年の4.9億ウォン(約4454万円)と、前年比16.7%と大幅増加となった。韓国形成外科の収入激増の最大の要因は、中国を席巻している韓流ブームの影響で、多くの中国人観光客が整形手術を受けに韓国を訪れているためだ。

懸念すべき点もある。大まかな統計によると、「整形大国」の韓国には少なくとも2万軒以上の美容形成外科病院があるが、公的機関に登録している病院は2000にも満たない。しかも、韓国の現行の法律では、医学部卒業生で、医師免許を持っている人なら形成外科を含め、どの科でも医療行為ができる。

韓国の保険福祉省が発表したデータによると、整形目的で韓国を訪れた中国人観光客は2009年の791人から2013年の1万6282人と激増し、この4年間で20.6倍の大幅増となった。韓国政府は、2020年までに「整形手術ツアー」を含む医療目的の外国人観光客を100万人呼び込む計画や医療観光収入を30億ドル(約3640億円)にまで増加させる壮大な目標を掲げている。この目標を達成するには、毎年約8万人の中国人が韓国で整形手術を受けなければならない。これは、現時点の4倍以上の人数にあたる。

また、歯科病院1軒あたりの平均収入は2012年の4億4600万ウォン(約4054万円)から2013年の4億7800万ウォン(約4345万円)と、前年比7.2%増となったほか、皮膚泌尿科の平均収入も5億3900万ウオン(約4900万円)から5億7700万ウォン(約5245万円)と、前年比7.1%の増加となった。(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/武藤)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携