鉄鉱石需要が急増、豪州・ブラジルなど海外の資源獲得に乗り出す―中国

Record China    2007年8月13日(月) 17時3分

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12日、中国で鉄鉱石の需要が倍増し、供給がひっ迫していることが明らかになった。中国首都鋼鉄グループの朱継民理事長は、中国の製鉄業が海外の鉄鉱石確保に乗り出していることを明かした。

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2007年8月12日、中国で鉄鉱石の需要が倍増し、供給が逼迫していることが明らかになった。中国首都鋼鉄グループの朱継民(ジュー・ジーミン)理事長は、中国の製鉄業は海外の鉄鉱石確保に乗り出していることを明かした。大手の宝鋼・首鋼らはアフリカ・オーストラリア・ブラジルなどで鉱山開発に乗り出す意向を示しているという。

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ここ3年、中国の鉄鉱石需要は年5000万トンもの速度で増加、価格も高騰している。輸入量も年に20%の速度で急増。現在、中国の鉄鉱石自給率は約50%にまで低下している。中国国内における鉄鉱石資源は決して欠乏状態ではないが、鉄鉱石の品質が悪いことや需要増に応じての生産拡大が間に合わないことなどが問題となり、鉄鉱石資源の逼迫を招いているという。今後国内鉱山の開発が進むにつれ、供給のひっ迫は解消されると朱理事長は見通しを示した。

国内の鉄鉱石供給のひっ迫は、製鉄企業を海外での資源開発へと向かわせている。すでに宝鋼はオーストラリア、ブラジルなどで鉱山開発を開始した。(翻訳・編集/KT)

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