「爆買い」だけじゃない、中国人の海外旅行スタイルに変化=「買い物よりも時間を楽しむ」若者も―英紙

Record China    2015年3月24日(火) 14時40分

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22日、春節(旧正月)の大型連休で日本を訪れた中国人観光客による「爆買い」が話題になる中、英メディアは、中国人の世代間で海外旅行に対する意識の違いが生じていると指摘した。写真はニュージーランド・オークランド。

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2015年3月22日、中国・参考消息(電子版)によると、16日付の英フィナンシャル・タイムズ(電子版)は、春節(旧正月)の大型連休で日本を訪れた中国人観光客の多くが日本の温水洗浄便座や電気炊飯器を購入し、日本での消費総額が10億ドル(約1200億円)にも上るなど「爆買い」が話題になったとした上で、中国人の世代間で海外旅行に対する意識の違いが生じていると指摘した。

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中国人の海外での買い漁りや、購入した製品が中国で生産されていながら、中国向けには販売されていないことなどについて、中国の李克強(リー・カーチアン)首相は「国産便座の品質を高める必要がある」と発言。この話題は、両会(全国人民代表大会と人民政治協商会議)でも次々に取り上げられる事態となった。

中国人が海外へ出向いてまで買って帰る背景には、中国国内の店頭で販売されている価格が、海外やネットでの価格より5〜6倍も高いことがある。中国国内のこうした状況に閉口していなければ、誰がわざわざ休みを使って重たい荷物を抱えてまで海外に買い物に行くだろうか。

日本での行動が問題視され、他の国々でも免税店で「爆買い」を繰り広げている中国人観光客。だが、中国の若者の間では、全く異なる時間の過ごし方をする人も現れている。ニュージーランドのキャンプ地でトレーラーハウスに泊まり、自炊して休暇をのんびり過ごす若者にとって、休暇はただお金を使うだけのものではないのだ。(翻訳・編集/岡田)

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