「冬季五輪が3億人以上の中国人をウインタースポーツに導く」=北京が22年冬季五輪招致に猛アピール―仏メディア

Record China    2015年3月25日(水) 16時45分

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23日、AFP通信は、2022年冬季五輪の招致を目指す中国・北京が、国際オリンピック委員会(IOC)評価委員会の現地調査に対し、「冬季五輪が3億人以上の中国人をウインタースポーツに導く」と売り込みをかけると報じた。写真は中国のスキー場。

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2015年3月23日、AFP通信は、2022年冬季五輪の招致を目指す中国・北京が、国際オリンピック委員会(IOC)評価委員会の現地調査に対し、「冬季五輪が3億人以上の中国人をウインタースポーツに導く」と売り込みをかけると報じた。24日付で中国・環球時報が伝えた。

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北京が懸念するのは、中国のウインタースポーツにおける伝統不足が五輪招致の勝算に影響を及ぼすのではないかということだ。

スキー競技の開催予定地である北京市延慶県は、アイスホッケーの普及にも力を入れている。市の青少年アイスホッケーリーグは、参加チームが96にまで拡大され、競技者は1500人を超えている。

中国はこの20年余りで世界有数のスポーツ大国となった。だがウインタースポーツに関しては、同国のスポーツ担当者の言葉を借りれば「中等国」の位置にある。

北京は他競技から優秀な人材の引き抜きも行っている。中国の男子選手として冬季五輪初の金メダリストとなった韓暁鵬(ハン・シャオポン)は元体操選手だった。

スキー教室を運営するマー・シーさんは「ウインタースポーツが盛んなオーストラリアやニュージーランド、米国などに選手を派遣しているところだ。最先端のトレーニング方法を持つようになれば、世界に挑戦できる」と話す。

だが外国の競技関係者は、「冬季五輪が3億人以上の中国人をウインタースポーツに導く」という目標が22年までに実現するかどうかについて懐疑的だ。イタリア人のあるコーチは「中国人にとってスキーは新しいトレンドだ。だがそうした好奇心を生活に欠かせないものへと変える必要性は見出せないかもしれない」と話している。(翻訳・編集/柳川)

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