2015年3月26日、韓国・時事INは「米国は日本のために、韓国に高高度防衛ミサイル（THAAD）を配備するのか」と題する記事を掲載した。

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記事によると、昨年初めから米軍関係者は何度も韓国を訪問し、サードミサイル配備の候補地を調査。その結果、平沢市や江原道原州市、釜山機張群など5カ所が有力候補地となった。しかし、平沢市を除いた4カ所は、「ミサイル配備は北朝鮮の核ミサイルから韓国を防衛するため」または「南極航路に飛んでいく長距離ロケットを防ぐため」という今までの米国の主張とはまったく関係のない日本海側に位置している。まさに、中国沿岸やウラジオストクのロシア極東艦隊から日本に飛んでいくミサイルを防ぐための地形条件を満たした場所であり、ミサイル配備の真の目的は中国とロシアから日本を守るためと考えられる。

冷戦時代、韓国が日本防衛の前哨基地だったように、新冷戦期を迎えた今、韓国は再び同じ役割を押し付けられている。一方で、米国は韓国を中国やロシアから引き離し、日米韓同盟に引き込む付随効果も狙っている。米国が韓国にサードミサイルを配置することで、慰安婦問題や歴史問題で日本が一歩引くことを期待し、日韓関係の改善を目指しているということだ。

このような中で韓国が国益を最大限に守るためには、ミサイル配備が日本の防衛目的であることを明確にし、韓国の費用負担をなくすこと、ミサイルを配備する代わりに、米国は日本に「竹島領有権主張の放棄・慰安婦問題解決」を促すよう要求するべきだ。そうすれば中国やロシア、北朝鮮も韓国の立場を理解できる。その条件が満たされない場合はミサイルの配置を承諾してはならない。

これについて、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せている。

「とても良い記事だ。これで韓国がミサイルを配備する理由がなくなった。浮いたお金で潜水艦やイージス艦を増やそう。韓国は韓国のやり方で行けばいい」

「日本のために韓国にミサイルを配備するなんて考えられない。政府は恥を知るべき。韓国は100年前から何も変わっていない。国民を守るのは政府の最も基本的な義務だ。それすらもできないなんて」

「正しい意見だと思う。つまり、韓国は日本国防軍の手先になるとうことか。米国を信じてはいけない」

「北朝鮮から韓国を守ると言っているが、実は日本と米国を守るためだ」

「この記事を政治家たちにメールで送信するべき。韓国政府がそこまで考えているとは思えない」

「韓国の金で日本を守る？やっぱり永遠の友邦なんていない。米国や中国はいつ敵になってもおかしくない国だ」

「ミサイル配備は良いと思うが、中国との関係だけが気になる。そこを賢く解決できればいいんだけど」

「適当な記事を書くな。もっと客観的に考えるべき」

「世界平和のために韓国にミサイルを配備しよう！！」（翻訳・編集/堂本）