またもや!高額のニセ農薬散布でヒマワリ畑が全滅―新疆アルタイ地区

Record China    2007年8月15日(水) 15時20分

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14日付の報道によると、新疆ウイグル自治区アルタイ地区では、ヒマワリ畑専用の高額なニセ農薬が出回り、この農薬を使用した農家のヒマワリが結実しないなどの甚大な被害が出ている。

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2007年8月13日、新疆ウイグル自治区アルタイ地区ブルチン県クォストック村の農民朱さんが栽培するヒマワリ畑の悲惨な現状を取材した。

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朱さんは、食用油の原料になるヒマワリを栽培。20ヘクタールにのぼる朱さんのヒマワリ畑は、どの花も小ぶりで結実せず収穫できない状況だった。朱さんは村の商店で5600元(8万9600円)を支払い17.5kgの農薬を購入。これを全部散布したところ、このような被害に遭ったという。朱さんの損害は10数万元(約200万円)にのぼる。

調査の結果、ブルチン県では12戸の農家が同じニセ農薬を使用し、約55ヘクタールのヒマワリ畑に被害が出ていることが判明。

この農薬、もとは「高徳克」という名の除草剤でアルタイ市の業者が仕入れた。クォストック村の農薬販売業者がビンから「高徳克」のラベルを剥がし、「秘密1号」と称してヒマワリ畑専用の超高級特効除草剤と説明。1kgで320元(約5120円)という法外な値段で販売していた。

現在、事態を重く見たクォストック村人民政府は、アルタイ地区農業局に協力を要請し原因を調査中。同時に工商局も違法行為について捜査に乗り出したという。(翻訳・編集/本郷智子)

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